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失注客を再熱化!リターゲティングシナリオのベストプラクティス

失注客を再熱化!リターゲティングシナリオのベストプラクティス

BtoBの営業現場では、見込み顧客が最初の接点で即決するケースはごく稀です。多くの場合、「見積もり依頼をして終わり」「社内稟議で止まる」「競合に流れる」といった形で、失注に終わってしまうのが現実です。

しかし、それは本当に“終わり”でしょうか?

答えはNOです。

今回は、失注したリードを再び商談テーブルへ戻すための「再熱化シナリオ」について、Lステップなどのツールを使った自動化手法まで含めて、実践的に解説していきます。


なぜ今、失注リードが狙い目なのか?

新規リード獲得の難易度は年々上昇しています。広告単価も高騰し、営業活動にかかる工数も膨大。一方で、過去に接点を持った失注リードは、「すでにサービスを認知している」「比較検討した経験がある」という強みを持った“眠れる資産”です。

たった一度のタイミングや社内事情で見送られた方が、数ヶ月後に「あのサービス、やっぱり良かったかも」と再興味を持つケースは決して珍しくありません。

実際に、

  • 「今は時期じゃない」と言っていた企業が半年後に導入を決めた
  • 一度は競合に流れたが、サポートの質や費用対効果で再検討に入った
    といった事例は多くあります。

リターゲティングの設計ステップ

失注客への再アプローチは、感覚ではなく“戦略”で動くのがポイントです。以下の5つのステップを押さえましょう。

  1. 失注理由を明確に記録する
    • CRMやSFAツールを活用し、「価格」「時期」「稟議否決」「競合比較」など理由を細かく残す。
  2. 失注理由ごとにセグメント分けする
    • 価格重視層、社内事情でペンディング層など、似た傾向をもつ顧客同士をグループ化。
  3. アプローチのタイミングとチャネルを設計する
    • 「3ヶ月後に再配信」「年末にキャンペーン情報を送信」など、再接点の時期を設計。
  4. 再興味を引くコンテンツを準備する
    • 成功事例、導入企業の声、無料お試しの案内、機能アップデート情報など。
  5. ステップ配信やアンケートでナーチャリングを実施
    • 一方的な営業ではなく、興味を育てるプロセスを重視。

失注理由別!効果的なアプローチ方法

価格がネックだった場合

  • ROI(投資対効果)を示す事例を用意
  • 「初期費用0円」や「限定キャンペーン」の案内
  • 導入後のコスト削減例を図解で見せる

競合に負けた場合

  • 他社比較資料を提供(表形式で分かりやすく)
  • 新機能リリースやサービス改善情報を共有
  • 既存顧客の満足度アンケート結果を紹介

導入時期が合わなかった場合

  • 来期向け早割・導入支援キャンペーンの案内
  • 年度末予算活用の具体例
  • 無料トライアルから始められる導入モデルの提案

社内で決裁が下りなかった場合

  • 稟議書テンプレートの配布
  • 導入後の効果報告資料を添付
  • 同じ業種・同じ規模の導入事例を紹介

Lステップでできる!再アプローチの自動化術

Lステップ
Lステップ

Lステップは、LINE公式アカウントと連携して「タグ管理」「ステップ配信」「アンケート」「セグメント配信」などの機能を提供するマーケティング自動化ツールです。

失注客のフォローにも抜群の威力を発揮します。

  • タグ機能で失注理由を自動管理
     →「価格検討中」「競合比較中」などをLINE上で把握
  • LINEアンケートで“再興味の兆し”をスコア化
     →「気になっている機能は?」など軽いタッチで送るだけ
  • 開封・クリック履歴で配信の精度を向上
     →アクションのある人だけに再アプローチする
  • 一定スコア以上で営業へ自動通知
     →「温まった見込み客」だけを営業につなぐことで、成果率アップ!

売り込まずに、信頼を育てる姿勢がカギ

再熱化の成功事例を見ていると、共通点があります。

それは、“売り込まないこと”。

営業色を前面に出すのではなく、

  • 業界ニュースやトレンド記事を送る
  • 課題解決のヒントを提供する
  • 月1配信ペースを守り、定期的に存在を思い出してもらう

このような「関係性の維持」が、ふとしたタイミングでの再接触につながります。


自動化シナリオ例(Lステップ使用時)

  • 失注から3ヶ月後に自動でLINE配信
  • 配信のクリックあり → 営業チームへSlack通知
  • 興味度スコアが一定以上で個別アプローチ
  • 無反応だった場合 → 半年後に再アプローチ自動配信

「気まずい再連絡」ではなく、「自然な再接点」が生まれる設計がポイントです。


実際にあった事例:製造業向け機器販売会社A社

A社では、競合に流れた失注リードに対し、3ヶ月後に以下のようなLINEステップ配信を実施:

1通目:新機能の追加リリース情報
2通目:同業界他社での成功事例PDF
3通目:限定トライアル案内

結果、15%の失注リードが再反応し、そのうち2件が商談・1件が受注に至りました。

営業工数は最小限で、ツールが自動で顧客を“育ててくれる”仕組みを実現できた事例です。


まとめ:失注は「終わり」じゃない。「始まり」に変えよう

営業で一度離れてしまったリードも、適切に管理し、タイミングと内容を工夫すれば、再び「優良顧客」になり得ます。

特にLステップを活用することで、

  • 自動でナーチャリングが可能
  • 営業の稼働を最小化できる
  • 接点を失わない状態をキープできる

といった“育成型マーケティング”を実現できます。

失注したからといって、諦めてしまうのはもったいない。ぜひ、再熱化シナリオを設計してみてください。


▼失注顧客への再アプローチにお悩みの方へ

Lステップを活用した自動シナリオ設計や、顧客分類の整理・構築支援も行っています。
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