目次
はじめに
「広告を出しているのに、効果が実感できない…」
こんな悩み、抱えていませんか?多くの企業やお店がLINE公式アカウントを運用していますが、ただアカウントを作るだけでは、思うように成果は出ません。
大切なのは、「どこから、どんな人が友だちになってくれているのか?」を正確に把握することです。これが分かれば、効果的な集客施策に集中できるようになり、無駄なコストを削減し、効率よく友だちを増やしていけます。
「友だち追加経路」って一体なに?
LINE公式アカウントには、「友だち追加経路」という、どこから友だちが追加されたかを分析できる機能が備わっています。
この機能を使えば、「Webサイトのバナーから」「店頭に貼ったポスターのQRコードから」「特定のSNS投稿から」といった、友だち追加の「入口」を特定できます。
このデータを分析することは、あなたのビジネスの集客課題を解決するための、非常に重要な第一歩なのです。
友だち追加経路を分析する3つのメリット
- 効果的な集客方法がわかる:どのチャネル(Webサイト、SNS、広告など)からの友だち追加が多いかが一目でわかります。これにより、効果が出ている場所にさらに力を入れる、といった戦略的な判断ができます。
- 無駄なコストを削減できる:逆に、友だち追加に繋がっていないチャネルや広告があれば、そこに費やしていた時間や費用を見直すことができます。
- 顧客理解が深まる:どの経路から来たユーザーが、最終的に商品を購入したり、サービスを利用したりしているかを分析することで、顧客の行動パターンを把握し、より効果的なメッセージを届けられるようになります。
第1章:LINE公式アカウントの「友だち追加経路」を調べる基本

「友だち追加経路」の確認方法
LINE公式アカウントの管理画面で、友だち追加経路のデータは簡単に確認できます。
- LINE公式アカウントの管理画面にログインします。
- 左側のメニューから「分析」を選択します。
- 「友だち」をクリックします。
- 画面上部にある「友だち追加経路」というタブを開きます。
これで、過去7日間、30日間、90日間といった期間ごとの友だち追加経路のデータが表示されます。グラフやリストで、どの経路から何人が友だち追加したのかを視覚的に把握できます。
友だち追加経路の項目を理解しよう
LINE公式アカウントで表示される友だち追加経路には、いくつかの項目があります。代表的なものをいくつかご紹介します。
- QRコード:ポスターやチラシなど、QRコードから友だち追加された場合です。
- LINE公式アカウントのプロフィールページ:LINEアプリ内で、アカウント名を検索してプロフィールページから追加された場合などです。
- LINE広告:LINEの広告から追加された場合です。
- 外部サイト:あなたのWebサイトやブログに設置した「友だち追加ボタン」から追加された場合です。
- LINEアプリ内での友だち追加:タイムラインやトーク画面のシェアなど、アプリ内で追加された場合です。
これらの項目を確認することで、大まかな友だち追加の流れを掴むことができます。
各経路の効果を比較・分析する
各経路の数値を見るときは、単純に数が多い・少ないだけでなく、「費用対効果」を意識することが大切です。
たとえば、Webサイトにバナーを設置している場合、そのWebサイトのアクセス数に対して、どれくらいの割合で友だち追加されているか(追加率)を見てみましょう。
また、QRコードの場合は、どの場所に設置したQRコードからの追加が多いかを比較することで、どの集客場所が効果的なのかを判断できます。このように、ただ数字を見るだけでなく、その背景にある状況を考えることで、より深い分析が可能になります。
第2章:より詳細な分析を可能にする「計測用QRコード」の活用法

「計測用QRコード」で経路を可視化する
LINE公式アカウントには、特定の場所からの友だち追加だけを計測できる「計測用QRコード」を作成する機能があります。
たとえば、店舗のレジ横に貼るQRコードと、チラシに掲載するQRコードを別々に作成すれば、「レジ横からの友だち追加数」と「チラシからの友だち追加数」を個別に把握できます。
この機能を使えば、どの集客施策が本当に効果があったのかを、明確に判断できるようになります。
計測用QRコードの作成方法
- LINE公式アカウントの管理画面にログインします。
- 左側のメニューから「ツール」を選択し、その中にある「友だち追加」をクリックします。
- 画面右上の「作成」ボタンを押します。
- 「どこで利用しますか?」という項目で、QRコードの利用目的(例:「レジ横」「SNS告知用」など)を自由に設定します。
- 作成したQRコードをダウンロードして、ポスターやチラシ、Webサイトなどに掲載すれば完了です。
これで、設定した目的ごとの友だち追加数が、先ほど紹介した「友だち追加経路」の画面に表示されるようになります。
経路ごとのメッセージを出し分ける
計測用QRコードは、単に数値を測るだけでなく、さらに便利な使い方ができます。
実は、このQRコードごとに、友だち追加時に自動で送信される「あいさつメッセージ」を変えることができるのです。
たとえば、お店のレジ横のQRコードから友だち追加してくれた人には「ご来店ありがとうございます!」というメッセージと当日から使えるクーポンを。WebサイトのQRコードから追加してくれた人には「Webサイトからのお申込みありがとうございます!」というメッセージと限定情報を。
このように、友だち追加の「入口」に合わせてメッセージを出し分けることで、よりパーソナルな体験を提供し、顧客との関係性を深めることができます。
第3章:LINE公式とLステップの流入経路分析、何が違う?

LINE公式アカウントの流入経路分析の限界
ここまでお話ししてきたように、LINE公式アカウントの「友だち追加経路」機能は非常に便利です。しかし、この機能には、ビジネスを成長させる上で知っておくべき2つの大きな限界があります。
- 友だち追加後の行動がわからない:
LINE公式アカウントでは、「どのQRコードから友だち追加されたか」はわかります。しかし、「その後にどのメッセージをクリックしたか」「商品を購入したか」といった、追加後の個別の行動は追跡できません。 - 流入経路ごとの顧客情報が紐づかない:
例えば、Webサイトから友だち追加した人と、Instagramから友だち追加した人がいたとします。どちらも同じ「友だち」としてしか認識できず、それぞれの流入経路に応じたメッセージを自動で出し分けることはできません。
つまり、LINE公式アカウントの分析は、あくまで「入り口」の分析で終わってしまうのです。
Lステップ「プロプラン」で実現する圧倒的な優位性
Lステップの「プロプラン」では、LINE公式アカウントの流入経路分析の限界を解決し、さらに一歩進んだマーケティングを可能にします。
Lステップには、友だち追加経路をより細かく設定できる「シナリオ分岐」という機能があります。これにより、流入経路ごとに異なる「シナリオ」を設定できます。
- シナリオ例:
「Instagramから友だち追加した人」には、「人気商品トップ3」の紹介シナリオを。
「チラシのQRコードから追加した人」には、「店舗限定クーポン」の配布シナリオを。
このように、友だち追加の「入口」と「その後の行動」を紐づけて管理できるため、一人ひとりの顧客に合わせた、最適なコミュニケーションを自動化できるのです。
Lステップがもたらす顧客情報の一元管理
Lステップは、単なる友だち追加経路の分析ツールではありません。
- 個別顧客の行動履歴を自動で記録:どの経路から来た顧客が、どんな行動をとったかを一目で把握できます。
- ステップ配信で自動で顧客を育成:友だち追加後、あらかじめ設定しておいたシナリオに沿って、最適なメッセージを自動で配信できます。
- 成約率の向上に貢献:友だち追加経路から得た情報を活用して、一人ひとりに最適な情報を届けることで、成約に繋がりやすくなります。
「友だち追加は増えたけど、売上に繋がらない…」そんなお悩みを抱えているなら、Lステップの導入が解決策になるかもしれません。
私たちは、お客様のビジネスに寄り添い、LINEを使った集客と売上アップのための最適な戦略をご提案します。
まとめ

友だち追加経路は集客の「羅針盤」
LINE公式アカウントの友だち追加経路は、あなたの集客活動がうまくいっているか、どこに課題があるかを示す、大切な羅針盤です。まずはこの機能を活用して、現状を正確に把握することから始めましょう。
Lステップでさらに深い分析と顧客育成を
そして、より効率的でパーソナルなマーケティングを目指すなら、Lステップが有効な選択肢となります。
友だち追加経路で顧客の「入口」を特定し、Lステップで顧客の「行動」を分析し、最適なコミュニケーションを自動化する。
この組み合わせこそが、これからの時代に求められる、最強の集客・顧客育成戦略です。