LINE公式アカウント vs. Lステップ:違いと使い分け完全ガイド

LINE公式アカウント vs. Lステップ:違いと使い分け完全ガイド

はじめに:「公式アカウントだけ」で満足していませんか?

 国内ユーザー9,600万人超(2024年12月時点)のLINEは、集客〜顧客管理を一気通貫でこなせるプラットフォームです。しかし「無料で始められるし…」と LINE公式アカウントだけ で運用を始め、後になって Lステップ の存在を知るケースは少なくありません。

  • 公式アカウント=“友だちを集め、情報を届ける入口”(▶︎ https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/)
  • Lステップ=公式アカウントを マーケティングオートメーション(MA)化 する拡張キット(▶︎ https://www.lstepoffcial.com/column/3775/)

本記事では両者の違いを整理しつつ、2025年以降に差がつく最新知見をまとめました。

1. 公式アカウントと Lステップ──機能の本質的な違い

主目的

  • 公式アカウント:広報・告知
  • Lステップ:育成・購買最適化

配信機能

  • 公式アカウント:一斉配信/簡易セグメント
  • Lステップ:行動トリガ・多段シナリオ

顧客管理

  • 公式アカウント:年齢・性別など基本属性のみ
  • Lステップ:タグ・スコアリング・行動履歴データベース

分析機能

  • 公式アカウント:開封率・クリック率中心
  • Lステップ:LTV・流入ROI・シナリオ別CV率まで可視化

2. 公式アカウントでできること・できないこと

できること(広報・ライト販促)

  1. 登録者全員へニュース・クーポンを一斉配信
  2. 年齢・性別・地域など基本属性での簡易セグメント配信
  3. チャットボットによる一次対応
  4. リッチメニューやショップカードの作成

限界になること(深いCRM)

  • 行動トリガを使った分岐シナリオ配信
  • 顧客ごとのタグ管理・スコアリング
  • LINE内で予約受付〜リマインドを完結
  • 流入経路別 LTV・ROAS の計測

“あと一歩” を補うのが Lステップ です。

3. 2025年版・Lステップ5大拡張機能+α

タグ&スコアリング

  • AIスコアリングβ(クリック頻度×購買履歴で離脱兆候を事前検知)

シナリオ配信

  • 登録日数や行動条件を掛け合わせた自動配信:多チャネル連携でメール/SMSも自動出し分け

フォーム・予約管理

  • アンケート回答や予約をLINE内で完結:Googleカレンダー双方向同期で空枠をリアルタイム更新

流入経路分析

  • URL/QRコード別CV計測:広告→LP→LINE→購入まで多段CVトラッキングでROAS算出

リッチメニュー出し分け

  • 顧客属性別に異なるメニューを表示:A/BテストモードでCTRを自動比較し、メニューを自動反映

4. Lステップが必須になるビジネスシーン

  1. サブスクリプション型サービス — 解約防止リマインドで churn-rate▲15〜30%
  2. 高単価・検討期間が長い商材 — クリニック/不動産/BtoB の検討フェーズ育成でCVR1.7倍
  3. オンライン講座・コミュニティ — 購入者のみ招待リンク自動発行→工数90%削減
  4. リピート促進が鍵の店舗型ビジネス — 来店回数タグ×ポイント施策で LTV1.4倍
  5. 広告費を最適化したいEC — 流入別LTV可視化→不採算広告停止でCPA▲25%

5. 導入プロセス(チェックリスト付き)

  1. ヒアリング — 課題・KPI・ターゲットを整理しゴールを明確化
  2. 設計図作成・お見積り — タグ設計・シナリオ構成・必要クリエイティブをドキュメント化
  3. 契約・ご入金 — ご発注確定後に制作・設定を開始
  4. 構築 — 公式アカ開設/ステップ配信/リッチメニュー/回答フォームを実装
  5. 仕組み作成 — タグルール・AIスコアリング・指標を組み込み顧客データを自動整理
  6. 納品・操作説明 — 動作テスト→アカウント納品→運用マニュアル+レクチャーで内製化支援

※費用は規模・機能要件により変動します。詳細は個別相談でご確認ください。

6. よくある失敗と回避策

  • タグが乱立して分析不能
    • 原因:設計図なしで運用開始
    • 回避策:タグ粒度を「3階層以内」に固定
  • シナリオ分岐が複雑化
    • 原因:想定ケースをすべて分岐で書き込む
    • 回避策:マイルストーン(登録7日/30日)に集約し階層を浅く保つ
  • リマインド過多でブロック率が増加
    • 原因:KPIが「配信数」基準で頻度制限なし
    • 回避策:タグ別頻度制限+ブロック低減シナリオを実装

7. 法規制・セキュリティ最新トピック

  • 改正電気通信事業法(2024.6) — 友だち追加時に利用規約リンク提示が義務化
  • 個人情報保護法ガイドライン — 健康情報を取得する予約フォームは同意明示が必須
  • Lステップ IP制限(2024Q3) — 管理画面アクセスをオフィスIPに限定可能

まとめ:「友だちを集める」だけで終わらせない

  • 公式アカウント は “友だちを集め、情報を届ける入口”
  • Lステップ は “タグ付け・シナリオ・分析” で 売上を最大化 するエンジン
  • 2025年以降は AIスコアリングと多チャネル連携 が鍵となります。設計図→タグ→シナリオ→分析のループを早く回した企業が勝ちます

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