目次
はじめに
LINE公式アカウントを作成した直後は「まず何を設定すれば良いの?」と迷いやすいものです。しかし、最初の数ステップをきちんと押さえれば、その後の友だち追加率・エンゲージメント・コンバージョンが大きく向上します。
本記事では、公式サイトや専門メディアで推奨されている設定項目を整理しつつ、開設“直後”に完了させたい4つの初期設定をわかりやすく解説します。すべて実施すれば、配信効率とユーザー体験の両方を最大化できます。
第1章 ブランドの“顔”を整える【プロフィール設定】

1-1. 重要性
プロフィールは友だちが最初に目にする情報。アイコン・アカウント名・ステータスメッセージ・リンク先を的確に整えることで、信頼感と行動喚起を同時に生み出します。
1-2. 設定手順
- アイコン画像 – 720×720px 推奨。ロゴ or 看板商品を明るい背景で。
- アカウント名 – 店名・サービス名を正式名称で。検索対策として業種キーワードを含めると◎。
- ステータスメッセージ – 40文字以内で「何を得られるLINEか」を端的に。例:
毎週金曜は限定クーポン配信! - 詳細情報 – 住所/電話/営業時間/URL を網羅。Googleマップリンクも可。
- カテゴリ・サブカテゴリ – 業種選択で検索結果に表示されやすく。
1-3. 効果を高めるコツ
- ブランドガイドラインに合わせた色使いで統一感を演出
- 検索キーワード(エリア名・商品名)をアカウント名後ろに【|】で追加
- URLプレフィックスを短縮URLではなく正規URLで記載(クリック率↑)
第2章 最初のコミュニケーションを設計【あいさつメッセージ】

2-1. 重要性
友だち追加直後に自動配信される最初のメッセージ。**開封率ほぼ100%**なので、ここで“得する体験”を提示できるかが定着率を左右します。
2-2. 必須要素(テンプレート)
①友だち追加への感謝 + 名前
②受け取れる価値を箇条書き
・月1限定クーポン
・新商品先行予約
③即時行動CTA
└「下のボタンからクーポンをGET」
2-3. ベストプラクティス
- Lメッセージ完結+スタンプや絵文字で可読性アップ
- リッチメッセージで画像+URLを同時に提示
- クーポン連携:追加直後のクーポン使用率は通常配信の約3倍とのデータも
第3章 行動導線を可視化【リッチメニュー】

3-1. なぜ必須か
「プロフィール=入口」「リッチメニュー=案内板」。ホーム画面下部の常時表示で、タップ数を劇的に増やせます。アナグラム社の調査では、リッチメニュー導入だけでクリック率が平均2.4倍になった事例も。
3-2. 3ステップ設定
- キャンバスサイズ選択 – 推奨:大(1200×810px)。
- エリア分割 – 最大6エリア。「クーポン/予約/EC/最新情報/FAQ/アクセス」が定番。
- アクション設定 – 各エリアで必ず「リンク・クーポン・テキスト・ショップカード」のいずれかを設定。全エリア未設定は不可。
3-3. 反応率を上げるデザインTips
- ブランドカラー+余白設計でスマホ表示でも読みやすく
- 矢印・アイコンで何が起こるかを視覚化
- 季節キャンペーンごとに差し替え(画像だけ更新 → URLは固定でOK)
第4章 “対話”の質を底上げ【応答設定と通知】

リッチメニューのタップ後や自由入力で届くメッセージに適切に返す仕組みを最初に用意すると、運用負荷を最小に保てます。
機能 | 設定ポイント | 効果 |
応答モード(Bot/チャット) | 基本はBot + 複雑問い合わせ時のみチャット切替 | 24h対応&人的コスト削減 |
自動応答メッセージ | キーワード返信を3〜10語登録 | FAQ離脱防止 |
応答時間 | 休日の自動メッセージに「営業時間」を明示 | クレーム防止 |
通知設定 | 重要タグのみ通知ON | 担当者の過剰通知を防ぐ |
- キーワード応答リストは「料金/アクセス/予約方法/キャンセル/クーポン」など上位質問から登録
- タグ付け + CRM連携で、将来のセグメント配信がスムーズに
まとめ
- プロフィール・あいさつメッセージ・リッチメニュー・応答設定の4つを“開設当日”に済ませる
- それぞれの設定にブランドらしさとユーザー価値を反映すると、友だち定着率が向上
- 運用の最適化や自動化は後からでも強化可能。まずは今回の4大設定でしっかり土台を固めましょう。
👉 無料相談はこちらから → 株式会社MARKELINE