目次
はじめに
LINE公式アカウントは、今やビジネスに欠かせないツールとなっています。しかし、チームで運用する際に「誰が何ができるのか?」という権限の管理は非常に重要です。特に「管理者」の権限は、アカウントの運用全体を左右するため、その役割を正しく理解しておく必要があります。
この記事では、LINE公式アカウントの管理者とは何か、その権限をどのように変更・削除するのかを、初心者の方にもわかるように丁寧に解説します。さらに、権限がうまく削除できない時の対処法や、Lステップを活用してもっと効率的に運用する方法もお伝えします。
LINE公式アカウントを安全かつスムーズに運用するための知識を、一緒に学んでいきましょう。
第1章:LINE公式アカウントの「管理者」とは?その役割と権限の種類

LINE公式アカウントには、セキュリティとチーム運用の効率化のために、メンバーごとに異なる「権限」が設定されています。その中でも、最も強い権限を持つのが「管理者」です。
4つの権限の種類とそれぞれの役割
LINE公式アカウントのメンバー権限は、以下の4種類に分けられます。
- 管理者: すべての機能にアクセスでき、メンバーの追加・削除や権限の変更も行えます。アカウント運用の司令塔となる重要な役割です。
- 運用担当者: 管理者と同様にメッセージ配信や統計情報の確認など、ほとんどの機能を利用できます。ただし、メンバーの権限管理はできません。
- 運用担当者(制限付き): 一部の機能(アカウント設定、権限管理など)に制限があります。メッセージの作成や返信、タイムライン投稿などが主な役割です。
- メンバー: メッセージの送信や統計情報の確認など、基本的な機能のみを利用できます。
これらの権限を適切に割り振ることで、誰が何をしていいのかを明確にし、チーム内の役割分担がスムーズになります。
権限の範囲を理解してトラブルを防ぐ
各権限の役割を理解しておくことは、アカウントの安全を守る上で欠かせません。例えば、「管理者」はアカウントの削除もできてしまうため、信頼できるメンバーだけに割り当てるべきです。もし、退職者や業務委託の方に管理者権限を付与したまま放置すると、思わぬトラブルに発展する可能性があります。それぞれの権限で何ができるのかを把握し、必要な範囲で権限を付与することが、リスク管理の第一歩です。
なぜ権限の管理が大切なのか?
権限を適切に管理することで、誤操作や不正利用を防ぐことができます。例えば、メッセージ配信の権限を持たないメンバーが、誤って重要なメッセージを配信してしまうといったミスを防げます。また、チームで分業する際にも、それぞれの役割に応じた権限を付与することで、効率的な運用が可能になります。
第2章:LINE公式アカウントの管理者権限を変更・削除する方法

管理者権限の変更や削除は、LINE公式アカウントのPC版管理画面、またはスマホアプリから簡単に行うことができます。
PC版からの権限変更・削除手順
- LINE公式アカウント管理画面にログインします。
- 画面右上の「設定」から「権限管理」を選択します。
- 権限を変更・削除したいメンバーの横にある「変更」ボタンをクリックします。
- 【権限を変更する場合】 新しい権限の種類を選び、「保存」をクリックします。
- 【メンバーを削除する場合】 「このメンバーをアカウントから削除」をクリックし、確認画面で「OK」をクリックします。
この手順で、簡単に権限の管理ができます。
スマホアプリからの権限変更・削除手順
- LINE公式アカウントアプリを開き、画面下の「設定」をタップします。
- 「権限」をタップし、メンバーの一覧を表示します。
- 権限を変更・削除したいメンバーをタップします。
- 【権限を変更する場合】 新しい権限を選択し、画面右上の「保存」をタップします。
- 【メンバーを削除する場合】 画面下にある「アカウントから削除」をタップし、確認画面で「削除」をタップします。
スマホからでも手軽に権限管理ができるので、外出先でも安心です。
メンバーを誤って削除してしまった場合の対処法
もし、誤ってメンバーを削除してしまっても安心してください。削除したメンバーを再度追加することで、元に戻すことができます。手順は新規メンバーの追加と同じです。
- 「権限管理」画面から「メンバーを追加」をクリック(タップ)します。
- 権限の種類を選び、URLを発行します。
- 発行したURLを削除してしまったメンバーに送り、再度招待します。
招待されたメンバーがURLから参加することで、再びアカウントにアクセスできるようになります。
第3章:管理者権限が削除できない!困った時の対処法

いざ権限を削除しようとした時に、「あれ、なぜかできない…」と困ってしまうことがあります。考えられる主な原因は以下の2つです。
自分自身の権限は自分で削除できない
これは非常に重要なポイントです。LINE公式アカウントのシステム上、自分自身のアカウントの権限を変更・削除することはできません。もし、自分がアカウントから抜けたい場合は、他に管理者権限を持つメンバーに削除を依頼する必要があります。もし、他に管理者がいない場合は、まず新しいメンバーを管理者として追加し、そのメンバーに自分の権限を削除してもらいましょう。
管理者権限がない場合は変更・削除ができない
メンバーの権限管理ができるのは「管理者」のみです。もし、あなたが「運用担当者」や「メンバー」などの権限しかない場合、他のメンバーの権限を変更したり、削除したりすることはできません。この場合も、アカウントの管理者権限を持つ人に依頼する必要があります。
削除できない原因を特定するためのチェックリスト
- 自分自身を削除しようとしていないか? → はいの場合、他の管理者に依頼しましょう。
- 自分に管理者権限があるか? → いいえの場合、管理者に依頼しましょう。
- 他に管理者権限を持つ人がいるか? → はいの場合、その人に依頼しましょう。いいえの場合、新しい管理者を設定しましょう。
これらのチェックリストを参考にすることで、問題の原因を素早く特定し、適切な対処を行うことができます。
第4章:もっと効率的にLINE公式アカウントを運用するなら?

権限管理はLINE公式アカウントを安全に運用する上で非常に大切ですが、日々のメッセージ配信や顧客対応に課題を感じていませんか?
権限管理をさらに細かく行いたい方へ
LINE公式アカウントの標準機能では、4つの権限しかありません。しかし、事業の規模が大きくなったり、より多くのメンバーで運用したりする場合、もっと細かく権限を分けたいと思うことがあるかもしれません。そんな時は、LINE公式アカウントの機能を拡張するツール「Lステップ」がおすすめです。Lステップでは、より詳細な権限設定が可能になり、より安全で効率的な運用体制を構築できます。
Lステップで実現する「自動化」と「個別対応」
Lステップは、LINE公式アカウントでは実現できない「シナリオ配信」や「ステップ配信」といった高度な自動化機能を提供します。ユーザーの行動に合わせて最適なメッセージを自動で送ることができるため、手動でメッセージを送る手間が省け、顧客一人ひとりに合わせた「個別対応」が実現します。これにより、お客様との関係を深め、満足度を向上させることが可能です。
Lステップ導入がもたらすビジネス成長の可能性
Lステップを導入することで、メッセージ配信の自動化だけでなく、顧客情報の管理、セグメント配信、アンケート機能など、様々な機能が利用できるようになります。これにより、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能になり、顧客エンゲージメントが向上します。結果として、リピート率の増加や売上アップといった、ビジネスの成長に繋がる大きな成果が期待できます。
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まとめ
今回は、LINE公式アカウントの管理者権限について、その役割から変更・削除方法、そしてトラブル時の対処法までを詳しく解説しました。
- LINE公式アカウントの権限は4種類あり、「管理者」のみがメンバーの権限管理を行えます。
- 権限の変更・削除は、PCまたはスマホアプリから簡単に行えます。
- 自分自身を削除したり、管理者権限なしで他のメンバーを削除することはできません。
- さらに効率的にアカウントを運用したい場合は、Lステップの導入を検討してみましょう。
この記事で学んだ知識を活かして、あなたのLINE公式アカウント運用をより安全で、そして効率的なものにしてください。