「反応のない友だちを整理して、配信コストを下げたい」
「削除かブロック、何を使えばいいのかわからない」
このようにお考えではありませんか。
LINE公式アカウントには、友だちに対して行える操作がいくつかあります。
しかし、それぞれ効果もリスクも異なるため、目的に合わない操作を選んでしまうと「コストが下がらない」「大切なデータを失う」といった事態になりかねません。
本記事では、各操作の違いを整理したうえで、削除のリスクを負わずに配信コストを最適化する現実的な方法と、Lステップを使った自動化の手順を解説します。
目次
LINE公式アカウントでできる3つの友だち整理
運用者が友だちに対して行える操作は、大きく分けて2つあります。まずはそれぞれの効果を確認しましょう。
| 操作 | できること | 配信コストへの効果 | データの扱い |
|---|---|---|---|
| スパム設定 | 迷惑な相手からの通知を止める | ❌ 効果なし(配信自体は届く) | 変化なし |
| 友だち削除 | 友だちリストから完全に除外する | ◯ 効果あり(配信対象から外れる) | 復元不可 |
「スパム設定」(迷惑ユーザー対策の機能)は、あくまで運用者側が受信メッセージのわずらわしさを抑えるための機能であり、こちらから送る配信自体は相手に届き続けます。配信コストを本当に下げられるのは「友だち削除」です。
また、ブロックはユーザー側がアカウントを拒否する際に使用する手段で、公式LINEアカウント側でユーザーをブロックすることはできません。また、ブロックされているユーザーには配信自体は受信されません。
Lステップなどの拡張ツールを使うことで、公式アカウント側から特定のユーザーをブロック・非表示にすることが可能になります。

「友だち削除」は最終手段と考える
友だち削除を行うと、その相手は配信対象から外れるため、コスト削減には直結します。しかし、実行するとデータが復元できなくなるという、重い代償を伴う操作でもあります。
削除の具体的な手順や画面操作については、LINE公式の管理画面(LINE Official Account Manager)で直接ご確認いただくのが最も確実です。本記事では手順の詳細には立ち入らず、「削除を安易に選ぶ前に検討すべきこと」に絞ってお伝えします。
結論から言うと、多くの運用者にとって、友だち削除を選ぶ必要はありません。 次章で解説する「セグメント配信による除外」であれば、削除と同等以上のコスト最適化効果を、データを失うリスクなしに実現できます。
削除しなくてもコストは下げられる|セグメント配信という選択肢
配信コストは「配信対象の人数 × 配信回数」で決まります。つまり、友だちを削除して人数そのものを減らさなくても、特定のセグメント(対象グループ)を配信の対象から外す設定さえできれば、同じようにコストを抑えられます。
これは、LINE公式アカウントの標準機能でもある程度可能ですが、個人の開封状況やクリック履歴といった行動データにもとづいた精密な除外は、標準機能だけでは難しいのが実情です。この行動データにもとづく除外を自動化してくれるのが、Lステップです。
セグメント除外の主なメリットは次の通りです。
- 友だちデータそのものは保持されるため、削除のような復元不可のリスクがない
- 将来的にユーザーが再びアクションを起こした場合、過去の履歴を踏まえた対応ができる
- タグの条件を変更するだけで、対象グループをいつでも柔軟に調整できる
「削除するかどうか」で悩む前に、まずは配信対象からの除外で十分にコスト最適化ができないか検討することをおすすめします。

配信コストの試算イメージ
非アクティブなユーザーを配信対象から外した場合、コストにどの程度の差が出るのか、試算例で見てみましょう。
試算例:友だち1,000人・非アクティブ率20%のケース
| 項目 | 整理前 | 除外後(非アクティブ200人を配信対象外に) |
|---|---|---|
| 配信対象 | 1,000人 | 800人 |
| 月4回×3通配信 | 12,000通 | 9,600通 |
| ライトプラン(5,000通)の場合 | 超過7,000通 | 超過4,600通に削減 |
この効果は、友だちを削除してもセグメント除外で対象から外しても、配信コストの計算上は同じです。あえてデータを失うリスクを取る理由は、多くの場合ありません。

非アクティブユーザーの定義と特定基準
「反応がない」の基準を明確にしないと、除外すべきかどうかの判断が曖昧になります。以下を目安にしてください。
| 基準 | 目安期間 | 補足 |
|---|---|---|
| メッセージ未開封 | 3〜6ヶ月以上 | 季節性ビジネスは6ヶ月を目安に |
| URLクリックなし | 6ヶ月以上 | 開封はしていてもアクションがない層 |
| アンケート・キャンペーン無反応 | 3回以上スルー | 複数施策に反応なしは離脱確度が高い |
ただし、季節性の高いビジネス(例:年1回の税務相談、冠婚葬祭)では、長期間反応がなくても潜在顧客である可能性があります。業種に合わせて基準期間を調整してください。

除外する前にやるべき「復活施策」
非アクティブと判断したユーザーを、すぐに配信対象から外すのは早計です。除外する前に一度だけ「復活配信」を送り、反応があったユーザーを救出することで、潜在顧客の取りこぼしを防げます。
- 対象を抽出:Lステップのタグ管理で「◯ヶ月開封なし」のユーザーをリスト化する
- 復活配信を送信:「久しぶりのご連絡です。今なら限定クーポンをプレゼント」など、反応を促す特別オファーを1通配信する
- 反応を確認:配信後7日以内に開封・クリックがあったユーザーはアクティブに復帰させ、タグを更新する
- 無反応ユーザーを除外確定:復活配信にも反応がなかったユーザーを、セグメント配信の除外対象に確定する
Lステップを使った非アクティブユーザーの自動管理
LINE公式アカウントの標準機能では、個別ユーザーの開封状況を一覧で確認することはできません。Lステップを導入することで、非アクティブユーザーの特定から除外までを設定できます。
ステップ1:非アクティブタグの付与
「最終開封日から◯日以上経過」「URLクリックなし◯ヶ月」といった条件を満たすユーザーに、「非アクティブ」タグを付与します。
ステップ2:配信対象からの除外
非アクティブタグが付いたユーザーを、セグメント配信の除外条件に設定します。友だちデータを保持したまま、即座に配信コストの節約が実現します。
ステップ3:復活施策
「非アクティブタグが付いてから30日後に復活配信を自動送信」というシナリオを設定すれば、管理が楽になります。
ステップ4:ブロックされたユーザーの自動検知
Lステップは、ユーザーが自らブロックした場合もWebhookでリアルタイムに検知し、配信対象から自動的に除外します。運用者側が個別に判断する必要はありません。
この一連の仕組みを構築することで、「削除すべきかどうか」に悩む場面そのものを減らし、データを失うことなく配信効率を継続的に最適化できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 友だちを削除すると配信コストは下がりますか?
下がります。ただし削除は復元できない操作のため、実行前には十分な検討が必要です。多くの場合、削除ではなくセグメント配信による除外で同等の効果が得られます。
Q2. スパム設定をすればコストは下がりますか?
下がりません。スパム設定は迷惑な相手からの通知を抑える機能であり、こちらからの配信自体は引き続き届きます。コストを下げたい場合は、削除またはセグメント除外を検討してください。
Q3. Lステップで除外したユーザーは、あとから配信対象に戻せますか?
戻せます。タグの条件を変更するだけで、配信対象に含めることができます。友だちデータそのものは保持され続けるため、削除のようにやり直しがきかないという心配はありません。
まとめ:非アクティブユーザーの整理で配信コストを最適化

LINE公式アカウントでは、友だち数よりも「反応するユーザーの割合」が重要です。削除という重い判断をする前に、まずはセグメント配信による除外から始めてみることをおすすめします。
重要なポイントは次の通りです。
- LINE友だち削除は非アクティブユーザーが多い場合に検討する
- 削除には潜在顧客を失うリスクがある
- 削除判断は行動データを基準に行う
- 運用改善では配信最適化とセグメント配信が重要
管理と自動化をさらに効率化したい場合は、Lステップのようなツールを活用することで、非アクティブユーザーの判断から除外・復活施策までを一貫して自動化できます。
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