目次
はじめに
展示会は、自社サービスをアピールし、新しい見込み客に出会うための大切な場所です。しかし、こんなお悩みはありませんか?
- ブースに立ち寄ってくれた人の名刺が山積みで、アフターフォローが追いつかない…
- せっかく名刺交換をしても、その後の連絡が途絶えてしまう…
- どの来場者が真剣に検討しているのか、判断がつかない…
これらの課題は、実はLINE公式アカウントを活用することで解決できます。名刺の代わりにQRコードを読み取ってもらうだけで、来場者との繋がりを強固にし、集客から商談、さらには成約までのプロセスを驚くほどスムーズにできるのです。
実は、弊社もLINEを活用した展示会施策で、従来の数倍の商談機会を創出することに成功しています。 この記事では、展示会の「事前準備」「当日」「事後フォロー」の3つのステップで、LINE公式アカウントをどのように活用すればいいのかを具体的に解説します。
さあ、名刺の山を卒業して、スマートな展示会マーケティングを始めましょう!
第1章:展示会を成功に導く!LINE公式アカウント活用メリット

なぜ今、多くの企業が展示会でLINE公式アカウントの活用を始めているのでしょうか? それは、従来の課題を解決する大きなメリットがあるからです。
「その場で友だち追加」で確実なリード獲得
これまでの展示会では、来場者と名刺交換をしても、その後の連絡先が不明瞭だったり、メールを送っても迷惑メールに分類されてしまったりするリスクがありました。
しかし、LINE公式アカウントであれば、ブースに設置したQRコードを読み取ってもらうだけで、その場で確実に「友だち」として繋がることができます。連絡先情報も自動で取得でき、その後のメッセージもブロックされない限り、ユーザーに確実に届くようになります。これにより、せっかくの出会いを無駄にすることなく、確実にリードを獲得できるのです。
興味を持った来場者を逃さない!その場で自動接客
ブースが混み合っているときや、担当者が不在のときでも、LINE公式アカウントが自動で対応してくれます。
- QRコードを読み取ってくれた人には、自動でウェルカムメッセージを送信。
- リッチメニューに製品紹介や事例集へのリンクを設置しておけば、来場者は自分のペースで情報にアクセスできます。
さらに、キーワード応答機能を活用すれば、「見積もり」とメッセージを送ってくれた人に自動で見積もりフォームを案内するといった、まるで人が対応しているかのようなスムーズな接客が可能です。これにより、来場者の「今知りたい」という気持ちを逃さず、次のアクションへと促すことができます。
個人情報保護とスムーズな情報共有の両立
展示会で個人情報を集める際は、プライバシーマークの取得や、情報管理の厳格さが求められます。LINE公式アカウントであれば、プライバシーに配慮した形で友だち追加を促し、メッセージのやり取りを通して必要な情報を取得できます。また、友だち登録時に「アンケート」に回答してもらうことで、来場者の関心度や属性をその場で把握できるため、営業担当者への情報共有も驚くほどスムーズになります。
第2章:展示会「前・当日・後」のLINE公式アカウント活用術

LINE公式アカウントは、展示会の3つのステップで大活躍します。それぞれのタイミングで効果的な活用方法を見ていきましょう。
【展示会前】LINEで来場を促す事前集客
展示会での成果を最大化するには、事前の集客が欠かせません。
- メッセージ配信: 既存のLINE公式アカウントの友だちに対し、展示会出展の告知メッセージを配信します。「限定特典あり!」といった特別感のあるメッセージで、来場へのモチベーションを高めましょう。
- SNS連携: FacebookやInstagramなどのSNSで告知する際に、LINE公式アカウントのQRコードやURLを掲載し、事前に友だち追加を促します。
- LINE広告の活用: LINE広告を利用して、ターゲット層に絞って展示会への来場を促す広告を配信すれば、より多くの見込み客をブースに呼び込むことができます。
【展示会当日】QRコードと特典で友だち追加を促す
展示会当日は、来場者に「友だち追加したい!」と思ってもらうことが最優先です。
- 大型パネルにQRコードを掲示: ブース内で最も目立つ場所に、大きなQRコードをデザインしたパネルを設置します。
- NFCカードも活用: QRコードだけでなく、NFCカードを設置するのも効果的です。来場者がスマートフォンをかざすだけで、LINEの友だち登録画面に遷移できます。よりスムーズに登録してもらえるため、QRコードがうまく読み取れない、といったトラブルも回避できます。
- 来場者限定特典: 「その場で友だち追加してくれた方限定で、ノベルティプレゼント」や「特別資料を今すぐダウンロード!」といった特典を用意することで、友だち追加のハードルを下げます。
【展示会後】個別フォローアップと商談創出
展示会が終わってからが、本当の勝負です。
- お礼メッセージの自動配信: 友だち登録してくれた方全員に、自動でお礼メッセージを配信します。
- アンケートで興味度を測る: 友だち登録後すぐに「お立ち寄りいただきありがとうございます!よろしければ、簡単なアンケートにお答えいただけますか?」といったメッセージを送り、回答内容によってタグ付けをすることで、来場者の関心度を測ります。
- 商談アポイントメントを促すメッセージ: 興味度が高いと判断された来場者には、別途個別のメッセージで「Web商談のご提案はいかがでしょうか?」といった具体的なアプローチをします。
第3章:来場者の心を掴む!LINE公式アカウントでの具体的な施策例

単に友だちを増やすだけでなく、来場者を「ファン」に変えるための具体的な施策をご紹介します。
アンケート機能で来場者の関心度を測る
LINE公式アカウントのアンケート機能は、非常に強力なツールです。
「本日のご来場、ありがとうございます!差し支えなければ、どちらの製品に興味をお持ちでしょうか?」
といった簡単な質問を投げかけ、回答に応じて自動で「A製品興味あり」「Bサービス興味あり」といったタグ付けをすることで、来場者の関心度を把握できます。これにより、その後のフォローアップメッセージを、来場者の関心に沿った内容にできるため、商談の成約率が格段に向上します。
来場者限定コンテンツでファン化を促す
展示会に来てくれた人だけに、特別な価値を提供しましょう。
- 「本日ご来場いただいた方限定!成功事例集PDFはこちらから」
- 「ブースでご説明できなかった、製品の裏側を解説した限定動画はこちら」
このように、友だち登録した人だけがアクセスできる限定コンテンツを用意することで、来場者は「ここだけの特別な情報を手に入れた」と感じ、企業への信頼感が高まります。
リッチメニューで必要な情報をいつでも提供
LINE公式アカウントのトーク画面下に表示されるリッチメニューは、まるで小さなWebサイトのような役割を果たします。
- 「サービス紹介」ボタン
- 「料金プラン」ボタン
- 「お問い合わせ」ボタン
- 「よくある質問」ボタン
これらのボタンを設置することで、来場者は知りたい情報にいつでもアクセスできるようになります。これにより、商談まで至らなくても、見込み客自身がLINEを介して情報収集と検討を深めてくれるため、営業担当者の負担を減らし、効率的に商談を創出できます。
第4章:LINE公式アカウントを超えて!展示会マーケティングを自動化するLステップ

LINE公式アカウントの機能だけでも十分に便利ですが、さらに成果を最大化したいなら、「Lステップ」の導入を検討すべきです。
「見込み客」を「顧客」に変える仕組み作り
展示会で獲得したリードの多くは、その場で即決はしません。彼らを「見込み客」から「顧客」に変えるためには、適切なタイミングで、適切な情報を提供し続ける「育成」の仕組みが必要です。しかし、展示会で数百、数千のリードを獲得した場合、それを手動で行うのは現実的ではありません。
そこで、Lステップが活躍します。
友だち一人ひとりの行動を可視化するLステップの分析機能
Lステップは、LINE公式アカウントの分析機能をはるかに超える、**「個別の行動分析」**を可能にします。
- どの友だちがメッセージを開封したか?
- どの友だちが動画を最後まで視聴したか?
- どの友だちが特定の資料をダウンロードしたか?
このような、友だち一人ひとりの細かな行動をデータとして蓄積し、**「点数化」**できます。これにより、営業担当者は「この人は自社サービスに強い興味を持っているな」と一目で判断し、優先的にアプローチするべき見込み客を絞り込むことが可能になります。
Lステップで実現する「超効率的な」商談創出
Lステップは、分析だけでなく、その結果に基づいた**「シナリオ配信」**という自動化機能も持っています。
例えば、「資料請求ボタン」を押した人には、自動で「資料はご覧いただけましたか?」といったメッセージを送信し、その後「Web商談のご案内」を自動で送る…といった一連の流れを、すべて自動で実行できます。
これにより、営業担当者が手動でフォローアップする手間をなくし、本当に熱意のある見込み客だけに集中して対応できるようになります。展示会で獲得した全てのリードを、効率よく、確実に商談へと繋げることができるのです。
まとめ
名刺交換が主流だった展示会でのリード獲得は、今、LINE公式アカウントによって大きく進化しています。
- LINE公式アカウントを活用することで、名刺交換の手間を省き、確実なリード獲得が可能になります。
- 「展示会前・当日・後」の3つのフェーズでLINEを戦略的に活用することで、来場者を惹きつけ、関係を深められます。
- さらに、Lステップを導入すれば、獲得したリードを自動で育成・分析し、成約に繋がる商談を効率的に創出することができます。
ぜひ次回の展示会では、LINE公式アカウントをあなたの右腕として活用し、最高の成果を手にしてください。
Lステップ×展示会で商談数2倍!成功の秘訣と人を引き寄せるテクニック