目次
はじめに
LINEを活用した集客や顧客管理の強化に取り組む中小企業や個人事業主が増えています。その中でも注目されているのが、LINE公式アカウントを拡張する「Lステップ」です。
しかし、実際に導入しようとすると、「初期費用が高い…」「ちゃんと効果が出るのか不安…」という声も少なくありません。
そんな方に朗報なのが、「IT導入補助金」を活用する方法です。
この記事では、Lステップを0円で導入するための「IT導入補助金活用法」を、初心者にも分かりやすく解説します。補助金の仕組みから申請手順、活用事例までを丁寧にまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。
1. IT導入補助金とは?
IT導入補助金とは、経済産業省が実施する中小企業・小規模事業者向けの支援制度で、ITツールの導入にかかる費用の一部を補助してくれる制度です。
目的は「業務効率化」「売上アップ」など、生産性向上につながるIT化をサポートすること。対象となるITツールはあらかじめ認定されており、Lステップもその1つです。
2024年度の「デジタル化基盤導入類型」では、最大で350万円までの補助が受けられ、補助率は2/3。つまり60万円の費用がかかる場合、自己負担は20万円になるということです。
2. Lステップとは?
Lステップとは、LINE公式アカウントをさらに便利にする「拡張ツール」で、LINEマーケティングの自動化・最適化に役立ちます。
導入により、以下のようなことが可能になります。
- ステップ配信(登録日や条件に応じた自動配信)
- セグメント配信(年齢・性別・行動履歴で出し分け)
- タグによる顧客管理(個別対応が可能)
- フォームやアンケート作成(Googleフォームより使いやすい)
- リッチメニューの自動切り替え
- 自動応答チャットボット
たとえば、美容サロンであれば、来店日ごとにクーポンやお礼のメッセージを自動で配信したり、次回来店を促す通知が送れます。飲食店やスクール、ECショップでも応用が利く万能なツールです。
3. Lステップ導入にかかる費用とは?
Lステップの導入には、大きく分けて以下の3つの費用が発生します。
- Lステップの月額利用料
スタートプラン:2,980円/月(税込)〜
プロプランでは月額32,780円(税込)となります。 - LINE公式アカウントの費用
LINE公式アカウントは無料プランでも使えますが、配信数が増えると月額費用が発生します。たとえば月45,000通の配信で15,000円ほど。 - 初期構築・設定費用(外注の場合)
これはもっとも変動が大きい部分で、10万円〜100万円以上と幅があります。構築内容や支援内容により異なりますが、相場は30〜50万円程度です。
これらの費用のうち、IT導入補助金では【構築費】【月額費用(1年分)】【サポート費】が補助対象となります。
4. 補助される内容と金額の目安
2024年度のIT導入補助金(デジタル化基盤導入枠)では、以下の通りの補助が受けられます。
- 補助率:最大2/3(66.6%)
- 補助上限額:350万円
- 補助対象:Lステップの利用料(1年分)、構築費、サポート費、研修費
たとえば、Lステップ導入に関する見積もりが60万円だった場合、40万円が補助され、自己負担額は20万円で済みます。
また、条件が整えば、補助金額と実費が一致し、自己負担0円での導入も可能です(※構築費が主で広告費が含まれないことなどが条件)。
5. 補助対象になるための条件とは?
以下の条件を満たす事業者が補助対象となります。
- 日本国内に事業所がある中小企業または個人事業主
- 資本金・従業員数が中小企業基本法に定める範囲内であること
- 登録された「IT導入支援事業者」と連携して申請を行うこと
- GビズIDを取得済みであること(申請に必須)
GビズIDの取得には1〜2週間ほどかかるため、導入を検討される方はまずこの取得から始めるのがベストです。
6. 申請から導入までの流れ
Lステップを補助金で導入するまでの流れは以下の通りです。
- 無料相談・ヒアリング(導入目的や構築内容を確認)
- IT導入支援事業者との連携(MARKELINEなど)
- GビズIDの取得
- IT導入補助金ポータルサイトから申請(支援事業者が代行可)
- 採択結果の通知(2〜3週間後)
- Lステップ構築・運用開始
- 実績報告・補助金の受け取り(最大2〜3ヶ月後)
申請は専門知識が必要なため、経験豊富な支援事業者に任せることで採択率もアップします。
7. 成功事例の紹介
実際にIT導入補助金を活用してLステップを導入した企業の事例を紹介します。
● 美容室A店
予約の自動化と来店後フォロー配信を組み込み、月の予約件数が導入前の1.4倍に。初期費用60万円のうち、40万円を補助金でまかない、実質20万円の負担。
● 飲食店B店
Lステップでクーポン配信とLINE登録者限定情報を配信。再来店率が22%から41%に上昇。SNS連動によりフォロワーも急増。
● EC事業C社
カゴ落ち対策のステップ配信を導入し、月間売上が70万円増加。セール情報も自動で配信できるようになり、業務工数が3分の1に。
8. 申請時の注意点と成功のコツ
- 補助金採択前に契約・着手すると対象外になる
- GビズIDの取得は早めに(無料・郵送あり)
- 支援事業者と密にやりとりする
- ツール導入の目的・効果を明確に申請する
- 実績報告の準備を忘れずに(納品・請求・支払いの証拠が必要)
特に重要なのは「導入の目的」を明確にしておくことです。単に「LINEをやってみたかった」ではなく、「〇〇の業務を自動化することで〇〇%の効率化を狙う」といった具体性が大切です。
9. まとめ
Lステップは、LINEを活用した集客・販促・リピーターづくりに強力なツールです。
しかし導入にはコストもかかるため、補助金を活用して「費用を抑えつつ高機能な仕組み」を構築することが、これからの集客成功の鍵になります。
補助金を活用すれば、最大で実質0円からスタートでき、さらに専門事業者のサポートも受けられるため、導入ハードルは大きく下がります。
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