目次
はじめに
LINEマーケティングと営業プロセスの自動化を実現したい企業・担当者の皆さま、ようこそ!
本記事では、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」と、世界的なCRMプラットフォーム「Salesforce」を連携し、営業パイプラインを“自動で更新”する方法をわかりやすく解説します。
「商談情報の入力が手間…」「営業リストとLINEのデータがバラバラ…」「せっかくのLINE反応が営業に活かされていない」
そんな現場のお悩みに、Lステップ×Salesforce連携は大きな変革をもたらします。
今回は、具体的なメリットや機能整理、実装手順から、導入後の活用シーン・チェックポイントまで、実務に活かせるノウハウをまとめました。
記事の最後では、導入サポートの無料相談案内もご用意しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 連携のメリットとは?
1.1 情報の一元管理でミス削減
Lステップを通じて取得した顧客情報(アンケート回答、友だち追加経路、URLクリック、タグ付けなど)をSalesforceに自動で反映することで、煩雑な手作業をゼロにできます。
複数のExcelやメモ帳を跨ぐような非効率な業務から脱却し、データが常に最新・正確な状態で営業チームに共有される体制が整います。
ミスのリスクも大幅に軽減され、スピーディーな商談対応が可能になります。
1.2 タイムリーな営業対応
Lステップでの顧客アクション(例:資料請求・リンククリック・クーポン利用など)をトリガーに、Salesforceの商談フェーズを自動更新することが可能です。
「営業が次のステップを入力していない…」「見込み顧客が放置されている…」という状態を防ぎ、ダッシュボードで未対応案件を一覧表示するなど、管理面でも強力な武器になります。
1.3 配信シナリオとのシームレスな連携
Lステップのシナリオ配信とSalesforceを連動させることで、「営業すべきホットリードだけを通知・連携する」という効率的なワークフローが実現できます。
例えば、「アンケートで興味ありと回答」+「資料リンクをクリック」した人だけを商談に登録し、自動的にSalesforceに通知 → 営業担当にアサインする流れなどが組めます。
2. LステップとSalesforceの基本機能整理
2.1 Lステップ側の主な機能
- タグ管理:行動や属性に応じて自動でタグを付与・削除
- 友だち情報欄:回答内容や数値を記録し、CSV出力や連携に活用
- 対応マーク:進捗状況の可視化とステータス管理が可能
- URLクリック計測・スクリプト測定:どの導線から流入・反応したかを記録
- Webhook/API連携:SalesforceやZapier経由で他ツール連携も柔軟に対応可能
2.2 Salesforce側の主な機能
- 商談パイプライン管理:見込み顧客〜成約までのフェーズを一元管理
- フェーズ(Stage)更新機能:APIやフロー処理を通じて自動更新が可能
- 「次のステップ」欄:営業のToDoや進捗を明確化。未記入アラートも設定可
- ダッシュボード・レポート:商談の状況、件数、金額、進捗の可視化
3. 連携の実装手順
3.1 全体設計と前提整理
項目 | 内容 |
対象フェーズ | 例:「タグ付け→提案中へ更新」など |
連携手段 | API連携またはRPA(スクレイピング) |
トリガー条件 | LINEの特定行動(例:資料DL、アンケート) |
商談自動生成 | 既存LeadからOpportunityを自動生成するか |
テスト設計 | LINE → Salesforce → フェーズ更新の動作確認 |
3.2 方法①:API連携
LステップのWebhookで顧客行動(タグ付与など)をトリガーに、SalesforceのAPIにPOSTし、商談のステージを自動更新します。
【ポイント】
- OAuth2.0認証
- Salesforce REST API
- IP制限やログ監視の設計も重要
3.3 方法②:RPA経由での連携
RPAツール(例:UiPath、Power Automate)を活用し、Lステップの管理画面を操作して得られたデータをSalesforceに入力する方式です。
API開発が難しい企業でも始めやすく、初期検証に向いています。
株式会社GIFT社では、10分ごとの予約データ同期などにもRPAが活用されています。
3.4 タグ・フィールドの追加設定
- Lステップ側で「商談開始」「見積提出」などの進捗を表すタグを設置
- Salesforceでは、LINE由来の項目をカスタムフィールドとして追加し、営業対応に活かす設計が有効です
4. CRM設計の補足ポイント
4.1 Salesforceのパイプライン設計
Opportunityのフェーズは7段階前後が一般的ですが、自社の営業サイクルや業種に応じて柔軟に設計が可能です。
例:未接触 → アプローチ中 → 提案中 → 見積提出 → クロージング中 → 成約 → フォロー
4.2 営業ダッシュボードの活用
- 未対応の案件/次のステップ未入力の商談を抽出
- 過去30日以内に動きがない案件にアラートを出すなど、営業管理のレベルを引き上げます
4.3 フェーズ更新のルール化
「次のステップ欄が空欄のまま◯日経過したら管理者に通知」など、ルール設定も可能です。
手動ミスや対応漏れのない営業体制を仕組みで実現できます。
5. 導入後の活用アイデア
5.1 オートウェビナー後の自動商談化
Lステップでオートウェビナー視聴完了 → Salesforceにて商談フェーズ「提案中」へ自動登録 → 担当営業が翌営業日フォロー、といった一連の流れを自動化できます。
5.2 オンボーディング自動起票
Lステップで商品購入時にタグを付け、Salesforceでケース(顧客対応記録)を自動起票するなど、サポート部門との連携にも効果的です。
5.3 セグメントに基づいた個別配信
Salesforceのフェーズに応じてLステップ側でタグを変更 → シナリオ配信を個別最適化し、成約率アップに貢献します。
6. 成功へのチェックリスト
- 要件定義が明確か(どの行動がどのフェーズに影響を与えるか)
- API接続やRPAにおける権限設計・セキュリティが設計済みか
- フェーズ更新後のログ取得・エラー通知設計があるか
- 管理者・営業マネージャーによる定期レビュー体制があるか
7. よくあるQ&A
Q:APIとRPA、どちらを選べばいい?
→ 中長期で安定運用するならAPI連携が理想ですが、スモールスタートや社内リソースが限られる場合はRPAも十分実用的です。
Q:Lステップ側のアップデートによる影響は?
→ WebhookやAPIの仕様変更を定期チェックする体制が必要です。運用保守契約もおすすめです。
Q:小規模企業でもこの連携は使えますか?
→ Salesforce Essentialsなどの低価格プランとLステップを組み合わせれば、費用を抑えて導入可能です。
無料相談はこちら
LステップとSalesforceの自動連携は、営業の見える化・業務効率化・成約率向上を同時に実現できる最強の組み合わせです。
「うちの業態でも使える?」「APIの部分が難しそう…」という方も、まずは一度ご相談ください!
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