Lステップの料金プランは2026年現在、以下の5種類です。
- フリープラン:0円(月200通まで)
- スタートプラン:5,000円(月5,000通まで)
- スタンダードプラン:21,780円(月30,000通まで)
- プロプラン:32,780円(月50,000通まで)
- 大量送信プラン:10万通プラン87,780円~100万通プラン327,800円/月
この記事では各プランの機能の違い、フリープランでできること・できないこと、LINE公式アカウントとの合計コストシミュレーション、プランの選び方を解説します。
目次
Lステップとは?基本的な仕組みを理解しよう
Lステップを理解するうえで最も重要なのは、LステップとLINE公式アカウントは別々のサービスだということです。
| ・LINE公式アカウント:LINEヤフー社が提供するサービス ・Lステップ:株式会社Maneqlが提供する拡張ツール |

Lステップを利用するには両方の契約が必要となり、それぞれに料金が発生します。
LINE公式アカウントだけでは以下のような制限があります。
- ステップ配信(段階的な自動配信)ができない
- 詳細な顧客分析ができない
- 柔軟な絞り込み配信ができない
- 予約管理システムがない
Lステップでは友だちごとにメニューを出し分けたり、タブ分けができたり、より自由度の高いリッチメニューを作れるのが特長です。
Lステップの料金プラン全解説
基本4プランの詳細

大量送信プラン(エンタープライズ向け)
月間50,001通以上の配信が必要な大規模事業者向けには、大量送信プランが用意されています。料金は87,780円~となります。

※具体的な料金は公式サイトでご確認ください。
重要:ダウングレードはできない
Lステップはプランのアップグレードは自由にできますが、ダウングレードは原則できません。 最初は低いプランから始め、利用状況を見ながら段階的に上げていくのが基本方針です。

フリープランの詳細とメリット
Lステップのフリープランは、初期費用・月額費用ともに完全無料で利用できるプランです。
契約期間の縛りもなく、気軽に導入できるのが大きな魅力です。
フリープランの詳細スペック
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 0円 |
| 月間配信数 | 200通 |
| 利用できる機能 | スタートプランとほぼ同等 |
| 制限期間 | なし |
サポート体制も充実しており、有人チャットサポートや無料オンラインセミナーへの参加、希望に応じてZoomでの初期設定サポートも受けられます。無料でありながらスタート段階に必要なサポートが整っている点は安心材料です。
毎月無料で使える主な機能は以下の通りです。
- 予約管理機能:LINE上で予約の受付・変更・キャンセルを自動化
- リマインダ配信:予約忘れ防止やキャンペーン前のお知らせを自動送信
- シナリオ配信:ユーザーに合わせた条件分岐や段階的なメッセージ配信(1つまで)
- 回答フォーム:アンケートやカウンセリングシートで情報を自動収集・管理
- タグ管理:ユーザーの興味や行動に応じて自動でタグ付け(10個まで)
また、オプション機能との連携も可能で、「LステップPlus+」と組み合わせればLキャストやLメールといった高度なツールも活用できます。
無料からスタートしながら、ビジネスの成長に応じて機能を拡張できる柔軟性があります。
フリープランでできること・できないこと

月間200通という配信制限があるものの、上位の「スタートプラン(月額5,000円)」とほぼ同等の機能を利用できます。
ただし、無料プラン特有の制限を正しく理解していないと、意図しないタイミングで配信が停止する恐れがあります。
LINE公式アカウントの無料プラン(コミュニケーションプラン)と比較すると、Lステップフリープランは以下の点で優位性があります。
- 予約機能が全業種で使える
- 友だち数に関わらず機能制限がない
- アンケートで得た情報を分析・活用できる
単なる配信ツールではなく、マーケティングの仕組みを整える基盤として利用できるのが大きな特徴です。
乗り換えユーザーが注意すべき「顧客同期」の壁
既に運用中のLINE公式アカウントにLステップを導入する場合、導入前に登録されていた既存の友だちの情報はすぐには反映されません。
Lステップ導入後にユーザーからスタンプやメッセージを送ってもらうことで初めてLステップ側の顧客台帳に同期されるため、初期のキャンペーン設計が重要になります。
配信数のカウントルール(フリープラン利用者は必読)
Lステップから送信されるメッセージは、以下のすべてが月間200通にカウントされます。
- 一斉配信(全員またはセグメント宛て)
- シナリオ配信(自動ステップメール)
- 個別トークでの返信
また、LステップとLINE公式アカウントの配信数上限が異なる場合、より少ない方の上限が適用される点にも注意が必要です。たとえばLステップ(スタートプラン:5,000通)とLINE公式アカウント(コミュニケーションプラン:200通)を組み合わせた場合、実際に配信できるのは200通/月となります。
フリープランが最適な事業者
- スタートアップや個人事業主で初期投資を抑えたい
- 導入前に効果を検証したい
- 友だち数がまだ少なく月200通で足りる
LINE公式アカウントとの合算料金シミュレーション
Lステップの月額に加えて、LINE公式アカウントの料金も別途発生します。運用コストは必ず合算で計算してください。
LINE公式アカウントの料金(参考)
| プラン | 月額(税込) | 無料配信数 | 超過料金 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 追加不可 |
| ライトプラン | 5,500円 | 5,000通 | 追加不可 |
| スタンダードプラン | 16,500円 | 30,000通 | 3円/通 |
パターン別合算シミュレーション
パターン1:完全無料(月200通)
- Lステップ フリープラン:0円
- LINE公式 コミュニケーションプラン:0円
- 合計:0円/月
パターン2:小規模ビジネス(月5,000通)
- Lステップ スタートプラン:5,000円
- LINE公式 ライトプラン:5,500円
- 合計:10,500円/月
パターン3:中規模ビジネス(月30,000通)
- Lステップ スタンダードプラン:21,780円
- LINE公式 スタンダードプラン:16,500円
- 合計:38,280円/月
パターン4:大規模ビジネス(月50,000通)
- Lステップ プロプラン:32,780円
- LINE公式 スタンダードプラン:16,500円
- 追加メッセージ(20,000通×3円):60,000円
- 合計:109,280円/月
配信数カウントの注意点
LステップとLINE公式アカウントの配信数上限が異なる場合、より少ない方の上限が適用されます。
例:Lステップ スタートプラン(5,000通)+LINE公式 コミュニケーションプラン(200通) → 実際に配信できるのは200通/月
プランは両方セットで揃えて考えることが重要です。
ビジネス規模別・目的別プラン診断
規模別おすすめプラン
① 個人事業主・サロン・小規模店舗 → フリープランまたはスタートプラン
シナリオ配信・予約自動化だけで十分な効果が見込めます。リッチメニューの出し分けや属性管理をしたくなった段階でスタンダードへ上げましょう。
② スタッフ数名の中小企業 → スタンダードプラン
顧客管理・セグメント配信・フォーム取得・リッチメニュー出し分けが揃います。セールス・来店予約・問い合わせの自動化とリピーター育成の両方に対応できます。
③ 多店舗・複数ブランドを展開する中堅〜大企業 → プロプラン
外部ツール連携・詳細分析・リッチメニュー最大20個・複雑なシナリオ分岐が必要になります。
目的別プランの選び方
| やりたいこと | 最低必要プラン |
|---|---|
| 自動返信・基本的なステップ配信 | スタートプラン |
| リッチメニューの出し分け | スタンダードプラン |
| 顧客管理・カスタム属性 | スタンダードプラン |
| 外部ツール連携(Googleカレンダー等) | プロプラン |
| 詳細分析レポート・A/Bテスト高度版 | プロプラン |
| スプレッドシート連携 | プロプラン |
スタンダードで十分なケース vs プロが必要なケース
スタンダードで十分:
- 1ブランド・1アカウント運用
- 顧客管理と配信自動化が主目的
- 外部ツールとの連携は不要
プロが必要:
- スプレッドシートやGoogleカレンダーとの連携で予約業務を自動化したい
- セミナー・イベントなど複数日程の管理をしたい
- 月間30,000通を超える配信が見込まれる
- 多店舗・多事業でリッチメニューを細かく出し分けたい
プロプラン限定機能の詳細
リッチメニューボタン最大20個
プロプランでは最大20個まで設定できます。ユーザーの属性・行動履歴・購買段階に応じてメニューを完全に出し分けることで、エンゲージメント率とコンバージョン率の向上が期待できます。
高度な分析レポート
開封率・クリック率だけでなく、ユーザーの行動パターン・離脱ポイント・コンバージョン経路を詳細に分析できます。ユーザーセグメント別の比較分析も可能で、データに基づいた改善サイクルを回せます。
外部ツール連携
GoogleカレンダーやGoogleスプレッドシートとの連携が可能になります。LINE上での予約受付を外部カレンダーと自動同期したり、顧客データをスプレッドシートにリアルタイム書き出ししたりできます。CRMやMAツールとの連携設計もプロプランから現実的になります。
プロプランの判断基準
以下のいずれかに該当する場合、プロプランを検討する価値があります。
- 月間配信数が15,000通を超える見込みがある
- 複数のリッチメニューを属性別に使い分けたい
- GoogleカレンダーやスプレッドシートとのAPI連携が必要
- 詳細な顧客行動分析とPDCAを高速で回したい
プランアップグレードの判断基準と最適タイミング
アップグレードを検討すべき3つの視点
① 機能制限による機会損失 「やりたいことができない」状態が続いているか。セグメント配信ができず一斉配信しかできない、リッチメニューの出し分けができずCV機会を逃しているといった状況が続くなら、機能制限がビジネスの足かせになっています。
② コスト対効果 追加費用に対して得られる成果が見合うかを試算します。たとえば有人対応を月10件自動化できれば、人件費換算で数万円の削減になります。アップグレードは「コスト」ではなく「投資」として判断することが重要です。
③ 将来的な拡張性 今は間に合っていても、半年後・1年後の事業成長に現在のプランで対応できるかを考えます。友だち数が増えると通数制限に先に当たるため、事業計画から逆算したプラン設計が理想です。
アップグレードの具体的なサイン
以下のいずれかが出たら、アップグレードを検討してください。
- タグ数やシナリオ数が上限に達した
- 月間配信数が上限の80%を超えた
- 「この配信ができない」と感じた瞬間
- 友だち数が100名を超えた(週1回2通送ると月800通超えのリスク)
- LINE経由の問い合わせが週10件以上になり、自動化で時間短縮したい

アップグレード後の運用のコツ
- 週次でブロック率・反応率・配信数をチェックする体制を作る
- 機能を一気に使いすぎず、段階的に実装する
- スコアリングや分岐ロジックは社内で共有し、属人化を防ぐ
- シナリオ・タグの命名規則を最初に決めておく
- KPIを定期的に振り返り、運用改善につなげる
よくある失敗パターンと対策
失敗① 高額プランにしたのに使いきれない
原因: 社内に使いこなせる担当者がいない、自動配信の設計が複雑すぎて放置された、運用の目的が曖昧なまま導入した。
対策: 導入前に「誰が・何を・どう配信するか」を明確にし、社内の運用担当者と責任者を決めておきます。初期は機能を絞ってシンプルに始め、慣れてから拡張します。
失敗② タグ・セグメントの設計ミス
原因: 行き当たりばったりでタグを作った結果、誰がどの状態かわからなくなった。意図しない相手に配信が届いた。
対策: 導入前にタグの命名規則とシナリオマップをチームで共有します。「流入経路」「購買ステータス」「属性」などカテゴリ別に整理し、排他的なタグは必ず削除設定とセットで設計します。
失敗③ いきなり複雑な設計をして管理が崩壊
原因: 最初から高度なシナリオ・多数のタグを設定しすぎた。
対策: まずはシナリオ3本・タグ10個以内のシンプルな設計から始め、効果を確認しながら追加します。
失敗④ 無料・スタートプランの落とし穴
リッチメニューの出し分けができないため、顧客の状態に関係なく全員に同じメニューが表示されます。顧客情報が蓄積されずマーケティングのPDCAが回しにくく、一斉配信に依存した運用になりがちです。ある程度の規模感が見えてきたら、早めにスタンダードへの移行を検討しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. フリープランから有料プランに変えたら、データは消えますか?
いいえ、消えません。登録されている友だち情報、付与したタグ、作成した回答フォームなどの設定はすべて引き継がれますので、安心してアップグレードいただけます。
Q. LINE公式アカウントのメッセージ通数も消費されますか?
はい、消費されます。Lステップから送る1通は、LINE公式アカウント(LINEヤフー社)側の配信数としてもカウントされます。両方のプランの上限に注意して運用してください。
Q. 一度有料プランにしたら、またフリープランに戻せますか?
原則として戻すことはできません。移行の際は、今後も継続して有料通数が必要になるかを慎重に判断してください。
成功のカギは「適切なプラン選択」と「継続的な改善」
Lステップの料金プランは、ただ安いものを選べばよいというものではありません。自社のビジネスモデル、顧客数、運用体制に最適なプランを選択することが成功への近道です。
特にフリープランは、リスクゼロで始められる画期的なプランです。まずはフリープランで効果を実感し、段階的にプランアップしていく戦略を強くお勧めします。
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