近年、顧客とのコミュニケーション手段としてLINE公式アカウントを活用する企業が増えています。
特に、LINE公式アカウントを拡張する「Lステップ」は、マーケティングや顧客フォローの自動化に活用されています。
一方で、営業部門ではCRM(顧客関係管理システム)を導入し、顧客の属性や商談状況を管理しているケースも一般的です。
この記事では、LINE公式アカウント単体でできる顧客管理の範囲と限界を整理したうえで、Lステップでできることや、外部CRMと連携する方法について解説します。
LINE公式アカウント単体での顧客管理の限界
LINE公式アカウントには、アンケート(リサーチ)機能やチャットでのタグ付け・ノート機能があり、ある程度の顧客情報の収集・管理が可能です。ただし、いくつかの制限があります。
このように、LINE公式アカウント単体では細かい顧客管理や自動化に限界があるため、Lステップのような拡張ツールを併用する企業が増えています。
Lステップでできる顧客管理
Lステップを導入すると、以下のような形で顧客管理の幅が広がります。
外部CRMとLステップを連携する方法
社内で別途Salesforce・HubSpotなどのCRMを使っている場合、Lステップと連携させることでデータの二重管理を減らせます。連携方法は目的によって使い分けます。
1. API連携機能を利用する
Lステップには、外部システムと直接連携できるAPI連携機能があります。友だちリストの取得やタグの更新、トーク履歴の取得といった操作をプログラムから実行できます(プロプラン以上)。
2. 外部連携ツール(Zapier・Makeなど)を利用する
「Zapier」「Make」などのノーコード連携ツールを使うと、プログラミングの知識がなくてもLステップと外部システムを接続できます。
- メリット:専門知識がなくても扱いやすい
- デメリット:外部ツール側の利用料が別途発生する場合がある(料金体系は各サービスの公式サイトで確認してください)
3. CSVインポート/エクスポートを利用する
CRMとLステップのデータをCSV形式でやり取りする、最もシンプルな方法です。CRMから顧客リストをエクスポートしてLステップに取り込む、あるいはLステップで蓄積した行動データをCRMに反映する、といった使い方をします。
- メリット:システム知識が不要
- デメリット:手作業になるためリアルタイム性に欠ける
CRM連携を始めるときのポイント
まずは目的を明確にする
「顧客管理を効率化したい」「LINEマーケティングを強化したい」「営業チームの負担を減らしたい」など、目的によって最適な連携方法は変わります。
ノーコード連携から始める
初めて連携に取り組む場合は、ZapierやMakeを使ったシンプルな連携(例:LINE登録→CRMに自動追加)から始め、慣れてから高度な自動化に広げていくと失敗が少なくなります。
プランの制約を先に確認する
API連携が必要な高度な自動化を検討している場合は、Lステップのプラン条件(プロプラン以上)を事前に確認したうえで計画を立てましょう。
専門家やパートナーを活用する
WebhookやAPIを使った本格的な連携は、システムに詳しいエンジニアやLステップ導入支援の専門家に相談するのも一つの方法です。
まとめ:目的に合わせたLステップ・CRM活用でマーケティング成果を高めよう
LINE公式アカウント単体でも基本的な顧客管理はできますが、タグ数・履歴保存期間・自動化範囲などに制限があります。Lステップを導入することで、回答フォームによる個人単位のデータ蓄積、リッチメニューの出し分け、全業種対応の予約機能など、顧客管理の幅を大きく広げられます。
さらに社内のCRMと連携させたい場合は、目的とリソースに応じて「ノーコード連携ツール」「Webhook・API」「CSVのやり取り」の3つから選ぶとよいでしょう。特にAPI連携を検討する場合は、プロプラン以上が必要になる点に注意してください。
LINE公式アカウント・Lステップの導入から運用まで、専門的なサポートが必要な場合は、株式会社MARKELINEにご相談ください。