目次
はじめに
請求や決済、領収書の発行といった業務、まだ「メール送付+PDF添付+紙保存」で対応していませんか?
現在は、LINEなどのSNSを活用することで、もっとスマートに、もっと顧客に寄り添った形で対応できる時代です。
この記事では、オンライン決済サービス「Stripe」とリンク型決済、さらにLINE公式アカウントやBOTの活用を組み合わせることで、
- 請求書送付
- オンライン決済
- 領収書の自動発行
この一連の流れを“すべてLINEで完結させる”仕組みをご紹介します。
こんな方におすすめの記事です!
- フリーランスやスモールビジネスを営む方
- オンラインでサービス提供している方
- 請求業務の効率化を図りたい経理担当者
- SNS集客からそのまま決済まで完結させたい方
それでは早速、具体的な実装方法や事例を見ていきましょう。
1. Stripeでの請求書・領収書の電子化(PDF化)

まずは請求書・領収書をデジタルで扱える仕組みが必要です。
Stripeでは、以下のような機能を使って、紙を一切使わずに「請求書の作成・送付・領収書の発行」まで完結させることができます。
主なポイント
- Stripe Invoicing機能を活用し、請求書(Invoice)を作成
- 顧客のメールに「請求書のリンク」を自動送信
- 顧客はURLをクリックしてオンラインで支払い
- 支払い後、領収書(Receipt)もPDFで自動配信
また、すべての請求書・領収書はStripeの管理画面からいつでも再ダウンロードできるため、電子帳簿保存法への対応も万全です。
請求書取得の方法(例)
- 顧客メールへStripeから自動送信
- 管理画面(ダッシュボード)から手動送信
- APIでInvoiceリンクを取得し、任意のツールに貼付
- 顧客向けの「カスタマーポータル」からも確認可能
定期課金(サブスクリプション)にも対応しており、領収書は自動で毎月メール送信されます。
2. LINEで決済リンクを送る仕組み

LINEユーザーが圧倒的に多い日本では、「請求書のURLをLINEで送る」だけで顧客の決済体験が大きく変わります。
流れの一例
- 決済リンクを発行(Stripe、Square、STORESなど)
- LINEで顧客にURLを送信
- 顧客がスマホでURLを開いてその場で決済
- 決済完了後、自動で領収書メールを受信
おすすめの決済ツール
- Stripe:APIやWebhookによる自動連携が可能。機能が豊富。
- Square(スクエア):無料で使えるリンク型決済。請求書発行や定期支払いにも対応。
- STORES決済:日本語サポートも充実したリンク決済。小規模店舗向き。
特にSquareは、LINEでのリンク送信に向いており、店舗運営者やフリーランスの方に人気です。
3. Stripe × LINE連携で実装する方法
LINEでの自動化とStripeの決済・請求管理を組み合わせると、非常に効率的な仕組みが構築できます。
ステップ①:Stripeで決済リンクを作成
StripeのInvoicing機能を使って、個別に請求書を作成します。
作成後、自動的に「hosted_invoice_url」という専用の決済ページURLが生成されます。
このURLをLINE経由で顧客に送ることで、支払いまで完了できます。
ステップ②:LINEからメッセージ送信
LINE公式アカウント、またはLステップ・Messaging APIを使用し、顧客のLINEに請求書URLを送信します。
「〇月分のお支払いはこちらからお願いします」などの文言とともにURLを送ることで、カスタマーサポート的な体験も提供できます。
ステップ③:支払い後に領収書を自動送付
顧客がStripeの決済リンクから支払いを済ませると、Stripeが自動で領収書をメール送信します。
また、Webhookを活用することでLINEに「お支払いありがとうございます」のメッセージを送るなど、カスタマイズも可能です。
4. 実装の詳細ポイント

- 請求書送信は自動メール送信ONに設定しておくと便利
- Stripeの「Customer Portal」を使えば、顧客自身で履歴確認・領収書再発行も可能
- API連携やWebhookを使うことで、LINE上の自動通知や条件分岐も設計可能
- 定期課金の設定も可能。サブスク契約の顧客に対して、自動で毎月領収書が届く仕組みが構築できます
5. 技術構成イメージ(LINE BOT × Stripe)

【管理者】
│
│ Stripeで請求書(Invoice)作成
▼
【Stripe】
│
│ hosted_invoice_urlを発行
▼
【LINE BOT】
│
│ LINEメッセージで顧客にURL送信
▼
【顧客】
│
│ LINE上で決済ページを開いて支払い
▼
【Stripe】
│
│ 領収書(Receipt)を自動で顧客メールに送信
6. 導入メリットまとめ

項目 | 利点 |
顧客体験 | LINEのみで完結。スマホでサクッと決済できる |
業務効率化 | メール対応が不要になり、業務時間を大幅削減 |
法対応 | Stripeで保存されるPDFが電子帳簿保存法に対応 |
自動対応 | 定期課金や領収書の自動配信など、人的対応なしで完結 |
継続性 | 顧客はリンクを再利用でき、履歴から確認・再発行も可能 |
CTA:無料相談はこちら!
いかがでしたでしょうか?
「請求→決済→領収書配信」までの業務が、LINEひとつで完結するこの仕組み。
SNSマーケティングやオンラインでの集客をされている方にとっては、かなり強力な武器になります。
実際の導入をご検討されたい方や、LINEとStripeの連携方法を詳しく知りたい方は、以下よりお気軽にご相談ください。
▶ 無料相談は株式会社MAEKELINEへ
https://www.lstepoffcial.com/contact/
まとめ
請求業務や領収書の発行など、事務作業はどうしても手間がかかるもの。
しかし、StripeとLINEの連携を活用すれば、「顧客にとっても、事業者にとっても、やさしい仕組み」が構築できます。
今後ますます加速するSNSベースのビジネスでは、「支払いの体験」も含めてユーザー導線を設計していくことが求められます。
ぜひこの機会に、LINE請求+決済リンク+領収書自動配信の仕組みをご検討ください。