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はじめに:なぜ今、Lステップのアンケート機能が重要なのか
Lステップの導入が進む中で、「配信はしているけどアンケートは使っていない」という声をよく耳にします。ですが、それは非常にもったいない状態です。
LINEは、ただ情報を届けるツールではなく、お客様との“会話”や“関係構築”に使えるメディアです。中でもアンケート機能は、お客様の声を集め、それを施策に反映する大事な“入口”の役割を果たします。
しかも、Lステップのアンケートはただの集計ツールではありません。
タグの自動付与・スコアリング・シナリオ分岐・ステップ配信といった、自動化と連動した“マーケティングの起点”となる設計が可能です。
本記事では、Lステップのアンケート機能の仕組みから、業種別の活用例、成果の出る設計方法まで、実践的に解説します。
アンケート機能とは?基本仕様とできること
Lステップのアンケート機能(正式には「回答フォーム」)は、LINE上で簡単にフォームを作成し、ユーザーからの回答を集めることができます。
主な機能は以下の通りです。
- 最大30問まで設問が設定可能
- ラジオボタン・チェックボックス・テキスト・数値・日付など多様な入力形式
- 回答内容に応じて自動タグ付与・スコア加算・シナリオ分岐が可能
- 回答後にステップ配信開始やリッチメニューの切り替えもできる
たとえば、「よく来店する時間帯は?」「どのサービスに興味がありますか?」といった設問に答えるだけで、ユーザーの興味・関心を自動で分類し、それに合った情報を届けられるようになります。
活用シーン別!アンケートフォームの設計例
飲食店での活用
- 設問例:「来店頻度は?」「好きなパンの種類は?」「どのメニューを注文しましたか?」
- 活用方法:人気メニューの把握や、クーポン・新商品情報のセグメント配信に活用
美容サロンでの活用
- 設問例:「今のお悩みは?」「よく利用するメニューは?」「なりたいスタイルは?」
- 活用方法:カルテの代用・ヒアリング自動化・予約時のメニュー提案に活用
EC・通販での活用
- 設問例:「興味のある商品カテゴリ」「利用したことがある商品」「何を重視して購入しますか?」
- 活用方法:レコメンド設計・メルマガやLINE配信の出し分けに活用
スクール・教育サービス
- 設問例:「学びたい内容」「受講方法の希望(動画/対面)」「学習目標」
- 活用方法:体験レッスン案内の自動出し分け・継続率の改善
回答率を高めるアンケート設計の5つのポイント
- 回答のメリットを明確に提示する
→「回答で10%OFFクーポンプレゼント」「抽選でプレゼント」など動機付けを用意しましょう。 - 設問数は3〜5問で簡潔に
→スマホでサクッと答えられる長さにすることが重要です。 - 選択式をメインに構成
→フリーテキストは最低限にし、タップだけで完結できる設計が理想です。 - ストーリー設計を意識する
→「悩み→理想→希望」など、答えていくうちに自分を整理できる流れにしましょう。 - 夜間配信が効果的(20時〜22時)
→ユーザーがリラックスしてスマホを見る時間帯に届くように配信。
回答後の自動化ステップ設計
タグ付け
回答内容に応じて、たとえば「パン好き」「スイーツ好き」「頻繁に来店」などのタグを自動付与。これにより、属性ごとに細かく配信を分けられるようになります。
スコアリング
回答の内容に得点を設定し、関心度や見込み度を“数値”で可視化。スコアが高いユーザーにだけ優先案内や特別キャンペーンを送るなど、戦略的な対応が可能です。
シナリオ分岐
たとえば「ヘアカラー希望」と答えた人にはカラー特化の案内、「カットのみ希望」と答えた人には簡単な予約案内といったように、パーソナライズされたステップ配信を自動で行うことができます。
集めたデータの活用法
1. マーケティング活用
- 興味・関心別のシナリオ配信により、開封率やCV率が向上
- イベント案内やキャンペーンの精度がアップし、無駄な配信が減少
2. 商品・サービス改善
- 回答データから「人気メニュー」「選ばれなかったメニュー」が把握できる
- 商品開発や改善、ポジショニング見直しにも役立つ
3. CRM(顧客関係構築)強化
- 「定期来店者」「一見客」などを判別し、リピーター化ステップを自動展開
- 誕生日や記念日に合わせた特別配信も可能に
成果を出す!アンケート設問テンプレート集(業種別)
飲食店
- ご来店時間帯は?
- 注文メニューは?(複数選択)
- ご来店頻度(月1〜週3)
美容サロン
- 髪や肌の悩みは?
- よく利用するメニューは?
- なりたいスタイルは?
スクール・教育
- 学習目的は?
- 学習希望の時間帯は?
- 好きな学習形式は?(動画/テキスト/対話型)
アンケート導入による業種別の変化と成果
業種 | 導入前の課題 | 導入後の変化 |
---|---|---|
パン屋 | 人気商品の把握ができなかった | クーポン活用・売上UP・メニュー改善 |
サロン業 | カルテの手書きが手間だった | LINE事前ヒアリングで接客精度向上 |
スクール | 申込後の離脱が多かった | 興味別ステップ配信で継続率UP |
顧客心理とLINE上での「関係構築型マーケティング」
アンケートは、単なる情報収集ツールではなく、お客様の“声”を聞いて、反応するためのコミュニケーション設計の一部です。
「自分のことをちゃんと見てくれてる」と感じたお客様は、商品やサービスに対して信頼感を持ち、継続的に関わってくれるようになります。
つまり、アンケートは“売るため”というより、“ファンになってもらうため”の最初のステップなのです。
導線設計と回収率UPの具体例
- リッチメニューに常設ボタン:「簡単アンケートはこちら」
- ステップ配信の最初に挿入:「あなたにぴったりなご案内のために…」
- ストーリー投稿やリールに設置:「ご希望に合ったサービスをご案内します」
これらの導線を整えるだけで、回答率は20〜30%アップすることも珍しくありません。
よくある失敗と改善策
- 質問が自己満足になっている
→ ユーザーにとってのメリット(割引・特典)を伝えること - 回答後に何も起きない
→ 回答に応じた情報・提案・クーポンなどで反応を返す仕組みを - 集めた後に活用できていない
→ 月1回でもデータを見返し、改善・見直しを行うこと
まとめ:Lステップで顧客理解と売上を同時に伸ばす
アンケートは“売らずに売る”仕組みの第一歩です。
- 顧客理解が深まる
- セグメント配信で売上が上がる
- ファンとの関係性が築ける
- 配信精度が上がることでLINEの運用効果が倍増
「ただ設置する」ではなく、「戦略として設計する」。
これが成果を出すための鍵です。
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