目次
はじめに
SNS全盛の現代、ただ「フォロワーを増やす」だけでは売上にはつながりません。本当に大切なのは、集めたフォロワーをどう関係性を深め、ファンへ育てていくか、つまり「顧客育成(ナーチャリング)」です。
そしてそのナーチャリングを、すべて人力で行うのは非効率。できることなら、自動で、効率よく、顧客との関係を築きたいと思いませんか?
その理想を叶えるのが、LINE公式アカウント×Lステップによる仕組み化です。本記事では、Lステップを活用して「自動で顧客育成を実現する方法」について、事例や設定の流れを交えてご紹介します。
LINE公式アカウントとLステップの関係とは?
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントは、企業やお店がLINE上でお客様とつながるための「ビジネス用LINE」です。メッセージ配信やクーポン配布、1対1チャットなどが可能で、飲食店・美容室・スクール・ECなど幅広い業種で活用されています。
Lステップとは?
Lステップは、LINE公式アカウントにCRMやマーケティング機能を追加できる拡張ツールです。例えば以下のようなことが可能になります。
- セグメント(属性)ごとの自動配信
- ステップ配信(時系列で自動的に送るシナリオ配信)
- アンケート・診断機能
- 予約管理やリマインド配信
つまり、「ただのLINE」ではできないような、一人ひとりに最適化された接客や情報提供を“自動”で行えるようになるのです。
連携することで得られるメリット
- ユーザーの興味や行動に合わせて自動で配信内容を変えられる
- アンケートで情報収集→見込み顧客を選別できる
- スタッフの対応時間を大幅削減
- 顧客ごとの「温度感」に合わせたコミュニケーションが可能
顧客育成のステップと自動化の流れ
① 認知・興味を引きLINEに登録してもらう
まずはLINE登録の導線設計がスタート地点です。
- 店舗ならPOPやレジ横QRコード
- オンラインならLP・SNS・広告など
登録されなければ、その先の配信も育成も始まりません。特典をつけたり、登録後のメリットを明確に伝えることで登録率はぐっと上がります。
② タグで「誰か」を見える化する
登録後はアンケートやクリック行動をきっかけに、自動で「タグ」を付けて分類します。
- 興味のある商品カテゴリ
- 年齢・性別
- 購入歴や過去の来店回数
このタグにより、「誰に・何を・いつ送るか」が自動で整理され、一人ひとりに合った情報配信が実現します。
③ ステップ配信で自然と温度感を高める
登録してくれた方に対しては、以下のような**時系列での情報配信(ステップ配信)**を設定します。
例:
- 登録直後:挨拶メッセージ+特典案内
- 翌日:人気商品の紹介
- 3日後:導入事例やお客様の声
- 7日後:限定キャンペーン案内
一気に情報を伝えず、「少しずつ信頼関係を育てる」ことがポイントです。
④ 自動応答・自動リマインドで業務効率化
- 「営業時間は?」→キーワード応答
- 「キャンペーン申込済みの方にリマインド」→日時指定の自動送信
人手をかけずに反応率を上げる仕組みが整います。
成果につなげるための運用テクニック
シナリオ設計のコツ
- 最初の配信では「売り込まない」→信頼構築が優先
- 各配信に**CTA(行動喚起)**を忘れずに
- 開封率が高い時間帯を狙って配信(業種によって異なります)
- タグ付与ルールはシンプルに保つ
リマインド設計の力
来店予約・セミナーなどは、直前にリマインド配信をするだけで参加率が大きく変わるという事例が多くあります。予約から忘れられないための「ひと押し」を自動で行うだけで効果大。
診断・アンケートで双方向コミュニケーション
- 「あなたにおすすめのパン診断」
- 「あなたのライフスタイルに合った〇〇タイプ診断」
こういった参加型コンテンツを入れると、アクティブ率・離脱防止・CVR(成約率)に好影響を与えます。
業種別|Lステップ導入の成功事例
飲食店の場合:予約数アップ
LINEから予約→自動返信→リマインドまでがすべて自動に。予約率が1.5倍に。
さらに、タグを使って「VIP顧客にだけキャンペーン案内」も可能に。
スクール・塾の場合:問い合わせ増加
資料請求から説明会予約へのステップ配信が好評。段階的に「安心感」を育てることで申込率が倍増。
EC事業者の場合:リピート購入促進
購入者にはレビュー依頼・再購入キャンペーンなどを自動で送信。LTVが高まり、広告に頼らず売上アップ。
自動化を実現するための構築ステップ
- ペルソナ設計と導線のマップ作成
誰に、どのタイミングで、何を伝えるか?を紙に書いて整理しましょう。 - タグ設計とリッチメニュー構築
ユーザーの行動に応じてタグを付与し、リッチメニューからも動線を分けて誘導します。 - シナリオ作成と配信設定
LINE登録直後から始まる「1本のストーリー」を組み立てるように配信を設計します。 - テスト・数値検証・改善のサイクル運用
Lステップは「育てていくツール」。テスト→改善の繰り返しで効果が伸びていきます。
よくある失敗と注意点
- 作って終わってしまう:運用・分析・改善までが成果への道です。
- タグをつけすぎて管理不能に:シンプルで意味のある分類にとどめることが重要。
- 目的やゴールが不明確:誰にどんな行動をしてほしいのか、導線から逆算しましょう。
おわりに|Lステップは“ファンを育てる仕組み”
Lステップは、ただのマーケティングツールではありません。顧客との関係性を深め、信頼と共感でつながる「ファン」を育てるための仕組みです。
売上だけでなく、「選ばれる理由」「通い続ける理由」をつくっていく。そのために、自動化された顧客育成設計はこれからのビジネスに欠かせない要素になるでしょう。
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