目次
はじめに
「金融商品を紹介しても、なかなか成約に至らない…」
そう感じたことはありませんか？
保険・投資信託・iDeCo・NISAなど、金融商品はお客様の“人生に関わる重要な意思決定”です。そのため検討期間が長く、タイミングを逃すと成約に至らないケースも多くあります。
しかし、情報提供をした直後の「購入意欲が最も高い瞬間」に、すぐ申込・決済の導線が整っていれば、成約率を一気に引き上げることができるのです。
そこで本記事では、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」を活用し、決済リンクを連携させることで金融商品の販売導線を自動化し、成約率を高める方法をわかりやすく解説します。
Lステップとは？
Lステップとは、LINE公式アカウントに搭載できるマーケティング支援ツールで、「属性管理」「セグメント配信」「ステップ配信」「アンケート取得」などの機能を追加できる拡張サービスです。
一般的なLINE公式アカウントでは一斉配信しかできないため、受け手にとって不要な情報も届いてしまいがちです。しかしLステップを導入することで、相手の状況に応じて「最適な情報だけ」を届けることが可能になります。
【Lステップでできることの一例】
- 顧客情報の収集（年齢・家族構成・興味・希望など）
- 教育型ステップ配信（自動で順番に解説）
- タグ機能でユーザーを分類
- PDFや動画をそのままLINE上で送付
- 行動データをもとに温度感の高い見込み顧客だけにアプローチ
金融商品の営業でありがちな「資料を送ったけど、見てくれたかわからない」「アポが取りづらい」といった課題も、LINEとLステップを使えば劇的に改善できます。
なぜ今、決済リンク×Lステップが注目されているのか？
1. 「その場で申込み」が可能に
金融商品の営業では「考えておきます」で終わってしまうケースが多々あります。しかし、それは「決済・申し込みの方法が複雑」「手続きが後日になることで熱量が下がる」といった背景があるためです。
Lステップでは、StripeやPayPal、Squareなどの決済リンクをそのままLINEメッセージに埋め込み、その場で決済まで完結する導線を組むことができます。
たとえば…
- 初回有料相談（30分3,000円）
- 資産運用プラン作成サービス（1回19,800円）
- 投資信託アカウント開設サポート（定額プラン）
こういった商品を、「サービス説明→お申込→決済」まで1画面で完了させることができ、顧客の“行動の熱”が冷めないうちに購入を促せます。
2. 興味関心ごとに訴求内容を変えられる
Lステップの強みは「タグ管理」と「条件分岐」です。
例えば、以下のような分類が可能です。
- 子育て世代で教育費に不安がある人
- 老後資金に関心がある人
- 投資初心者で少額から始めたい人
- 資産1億円以上の富裕層
このようにタグで分類しておけば、それぞれの悩みに合った提案や商品を出し分けできるため、反応率が高まります。
活用ステップ：金融商品の販売にLステップ＋決済リンクを組み込む方法
ステップ1：LINE登録導線の設計
まずはLINE公式アカウントに見込み客を登録してもらうことから始まります。おすすめの導線は以下のとおりです。
- オンラインセミナー参加者にQRコードを配布
- SNS広告（Instagram/Facebook）から流入
- 名刺交換後に「登録特典付きLINE登録案内」
この段階では、登録と同時に簡単なアンケート（年代・家族構成・お金の不安）をLステップで取得し、タグ付けを行うと、後の配信の精度が格段に上がります。
ステップ2：信頼構築・教育型ステップ配信
登録直後にいきなりセールスをかけると、離脱の原因になります。
そこで、以下のような順序で信頼構築を意識した配信をステップ配信で行いましょう。
- ごあいさつ（自己紹介＋信頼できる理由）
- 金融リテラシーを高めるミニ講座
- よくある誤解と成功者の事例
- 初回相談のご案内とQ&A
1通目～4通目までを数日おきに自動で配信することで、こちらの専門性や実績を自然に伝えることができます。
ステップ3：クロージング・決済リンクの案内
十分に関心と信頼が高まった段階で、次のアクションを促します。
- 有料相談への申込リンク
- 無料診断付き提案サービス
- 定額プランの案内と支払い導線
ここで決済リンクをLINE上に設置しておくことで、フォーム遷移や決済画面移動の手間が省け、決断を後押しできます。
ステップ4：成約後の継続導線
一度サービスを利用したお客様には、Lステップで以下のような施策を行いましょう。
- 満足度アンケート配信（タグ管理にも活用）
- 年間プラン・顧問契約などのアップセル提案
- 限定セミナー・紹介キャンペーンの案内
LINEは開封率が高いため、メールで見逃されがちな情報も高確率で届けることができます。
成果事例：実際の導入効果
実際にLステップと決済リンクを組み合わせて運用している金融コンサルタントの事例をご紹介します。
- 月間見込み顧客数：20件 → 120件（600%増）
- 初回相談の成約率：15% → 45%
- 顧客フォローの作業時間：70%削減
「申し込もうと思っていたけど、後でやろうと思って忘れた」という“機会損失”がほぼゼロになったことで、結果的に売上と効率が同時に改善されました。
まとめ：Lステップ×決済リンクで売上と顧客満足を同時に実現
金融商品は、信頼と納得がなければ売れません。
そして「決断するタイミング」を逃さず、すぐに行動に移してもらえる環境が整っていなければ、いくら良い商品でも成約にはつながりません。
だからこそ、LINEという“日常に最も近いツール”と、Lステップによる“自動化されたコミュニケーション設計”、さらに“決済リンクの導線”が今の営業に必要なのです。
これからの時代は「売り込まずに売れる仕組みづくり」が鍵。
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