Lステップの導入を検討されている方から、次のような質問を毎日のようにいただきます。
- Lステップの料金プランは結局いくつあるの?
- 2025年に新しく登場したフリープランって何?
- LINE公式アカウントとの合算でいくらになるの?
- 自分のビジネスにはどのプランが最適?
- 料金に見合う効果は本当に得られるの?

この記事では、2021年から料金体系が大きく変化したLステップの**最新料金プラン(2025年7月現在)**について、初心者の方でも理解できるよう詳しく解説します。
さらに、単なる料金説明だけでなく、実際の運用コストや費用対効果、プラン選択の落とし穴まで、実践的な内容をお伝えします。
目次
1. Lステップとは?基本的な仕組みを理解しよう
LステップとLINE公式アカウントの関係

Lステップを理解するうえで最も重要なのは、LステップとLINE公式アカウントは別々のサービスだということです。
・LINE公式アカウント:LINEヤフー社が提供するサービス・Lステップ:株式会社Maneqlが提供する拡張ツール |
つまり、Lステップを利用するには両方の契約が必要となり、それぞれに料金が発生します。
なぜLステップが必要なのか?
LINE公式アカウントだけでは以下のような制限があります:
- ステップ配信(段階的な自動配信)ができない
- 詳細な顧客分析ができない
- 柔軟な絞り込み配信ができない
- 予約管理システムがない
Lステップでは簡単に、友だちごとにメニューを出し分けられたりタブ分けができたり、より自由度の高いリッチメニューを作れるのが特長です。
2. 2025年最新:Lステップの料金プラン全解説
Lステップ基本4プランの詳細
2025年6月2日(月)より、LINEマーケティングツール「Lステップ」において、初期費用0円・月額0円のフリープランが解禁されました。現在の料金体系は以下の通りです:

Lステップではプランによって使える機能も異なります。

大量送信プラン(エンタープライズ向け)
月間50,001通以上の配信が必要な大規模事業者向けには、以下の大量送信プランが用意されています:

※具体的な料金は個別見積もりとなります。
3. 新登場!フリープランの詳細とメリット
フリープランの革新的な価値
フリープランは、「テストアカウントが欲しい」というお声に応えてご用意したもので、より多くの事業者が気軽にLステップを試せるプランとなっています。
フリープランの詳細スペック:
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円
- 月間配信数:200通
- 利用できる機能:スタートプランとほぼ同等
- 制限期間:1ヶ月
フリープランが最適な事業者
- スタートアップ企業
- 初期投資を抑えたい
- まずは効果を確認したい
- 個人事業主
- 少数の顧客との密な関係構築
- コストを最小限に抑えたい
- テスト運用したい企業
- 本格導入前の検証
- 社内での使用感確認
LINE公式アカウントとの組み合わせ
フリープランと**LINE公式アカウントのコミュニケーションプラン(無料)**を組み合わせることで、完全無料でLステップの基本機能を利用できます。
4. LINE公式アカウントとの合算料金シミュレーション
よくある組み合わせパターン
実際の運用では、以下のような組み合わせが一般的です
・パターン1:完全無料での運用
Lステップ(フリープラン):0円
LINE公式アカウント(コミュニケーションプラン):0円
─────────────────────────────
合計:0円/月(配信数:200通/月)
・パターン2:小規模ビジネス向け
Lステップ(スタートプラン):5,000円
LINE公式アカウント(ライトプラン):5,500円
─────────────────────────────
合計:10,500円/月(配信数:5,000通/月)
・パターン3:中規模ビジネス向け
Lステップ(スタンダードプラン):21,780円
LINE公式アカウント(スタンダードプラン):16,500円
─────────────────────────────
合計:38,280円/月(配信数:30,000通/月)
・パターン4:大規模ビジネス向け
Lステップ(プロプラン):32,780円
LINE公式アカウント(スタンダードプラン):16,500円
追加メッセージ(20,000通):66,000円
─────────────────────────────
合計:115,280円/月(配信数:50,000通/月)
配信数のマッチングが重要
重要な注意点:LステップとLINE公式アカウントの配信数上限が異なる場合、より少ない方の上限が適用されます。
例えば、Lステップ(スタートプラン:5,000通)とLINE公式アカウント(コミュニケーションプラン:200通)を組み合わせた場合、実際に配信できるのは200通/月となります。
5. プラン選択の3つの判断基準

①配信数による選択
月間の想定配信数を基準にプランを選択します:
- 200通以下:フリープラン
- 5,000通以下:スタートプラン
- 30,000通以下:スタンダードプラン
- 50,000通以下:プロプラン
- 50,001通以上:大量送信プラン
②必要機能による選択
利用したい機能がプランに含まれているかを確認します:
スタートプラン限定機能
- シナリオ配信(ステップ配信)
- 回答フォーム(アンケート・申込み)
- 予約管理システム
- リマインダ配信
スタンダードプラン追加機能
- リッチメニュー(高機能版)
- URL引きもとのメディア検知
- コンバージョン測定
- 流入経路分析
プロプラン追加機能
- Lフレックス(自由度の高いデザイン機能)
- クロス分析
- 配信数予測
- 詳細な分析レポート

8. よくある料金トラブルと対策
トラブル1:プランダウングレードできない
問題:Lステップはプランのアップグレードは自由にできますが、ダウングレードはできない仕様

対策:
- 慎重なプラン選択
- 最初は低いプランから開始
- 定期的な利用状況の見直し
トラブル2:配信数の超過
問題:想定以上の配信で追加料金が発生
対策:
- 配信数の事前シミュレーション
- アラート機能の活用
- 定期的な利用状況確認
トラブル3:LINE公式アカウントとの配信数不一致
問題:Lステップと LINE公式アカウントの配信数上限が合わない
対策:
- 事前の配信数計算
- 両サービスの同時アップグレード
- 余裕を持った配信数設計
成功のカギは「適切なプラン選択」と「継続的な改善」
Lステップの料金プランは、ただ安いものを選べばよいというものではありません。自社のビジネスモデル、顧客数、運用体制に最適なプランを選択することが成功への近道です。
特に2025年に登場したフリープランは、リスクゼロで始められる画期的なプランです。まずはフリープランで効果を実感し、段階的にプランアップしていく戦略を強くお勧めします。
「料金プランの選び方に悩んでいる」「自分の事業でどのように使えるのかわからない」「LINEはあるけどうまく活用できていない」こんな場合は、ぜひ「無料個別相談」を活用ください。Lステップ認定サポーターがあなたのビジネスに最適なアドバイスを提供します。どんなお悩みでもかまいません。一緒に、あなたの事業をスケールさせましょう。
関連記事:
1|LINE公式アカウントの料金表
プラン名 | フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | 〜3円 |
LINE公式アカウントの料金プランは、3種類。送信できるメッセージの数によって料金が変わります。
例えば、
・友だち500人に月2回メッセージを送ると、500×2=1000
この場合は1000通になるので無料プランになります。注意点は、3吹き出しまでは1メッセージとしてカウントされるという点。
メッセージの作成時にあらかじめ3吹き出し分を作って1回のメッセージとして配信すれば、より多くの情報を友だちに発信できます。この例の場合、500人の友だちに、計6吹き出し分のメッセージが送れるという計算になります。
友だちの数が多い場合や、もっと多くのメッセージを配信したい場合は、ライトプラン、スタンダードプランの利用が必須です。
上記と同様の計算で、ライトプランは月に15,000通、スタンダードプランは45,000通までの配信が可能で、3吹き出しまでは1メッセージとしてカウントされるという点も同様です。この2つの有料プランの注意点は、それぞれのメッセージ通数を超えてもメッセージ送信ができる代わりに、超過分に追加料金がかかってくること。
例えば、ライトプランの場合で
・友だち5000人に月4回メッセージを送ると、5000×4=20000
この場合は20000通になるので、15000通を超過した500通に対して1通あたり5円の追加料金がかかることになります。よって、1ヶ月あたりの料金は、月額固定費15000円+500×5円=17500円です。
スタンダードプランの場合は、メッセージ通数が増えるほど追加メッセージ料金が下がってくる仕組みとなっています。
最初に登録した友だちに送られる挨拶メッセージも対象外です。
このように、LINE公式アカウントの料金プランの違いは配信できるメッセージ通数のみの違いとなり、使える機能は全て同じとなります。
2|Lステップの料金表
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
---|---|---|---|
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
スポットコンサル | 1回無料 | 1回無料 | 1回無料 |
リッチ画像 | 無料プレゼント(*3) | 無料プレゼント | 無料プレゼント |
月契約(税込) | 2,980円/月 ※2024年7月1日から「5,000円/月」に変更されます。 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | 〜1,000通 | 〜15,000通 | 〜45,000通 |
Lステップの料金プランは、送信できるメッセージの数で変わるだけでなく、プランによって様々な機能の違いがあります。
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
---|---|---|---|
チャット(旧1対1トーク) | ○ | ○ | ○ |
個別トーク | ○ | ○ | ○ |
シナリオ配信(セグメント配信)/ | ○ | ○ | ○ |
一斉配信(セグメント配信) | ○ | ○ | ○ |
キーワード応答 | ○ | ○ | ○ |
テンプレート | ○ | ○ | ○ |
回答フォーム | ○ | ○ | ○ |
リマインダ配信 | ○ | ○ | ○ |
タグ管理 | ○ | ○ | ○ |
友だと情報欄管理 | ○ | ○ | ○ |
カスタム検索管理 | ○ | ○ | ○ |
予約管理 | ○ | ○ | ○ |
アクション管理 | ○ | ○ | ○ |
データ移行 | ○ | ○ | ○ |
URLクリック測定 | ー | ○ | ○ |
コンバージョン | ー | ○ | ○ |
サイトスクリプト | ー | ○ | ○ |
リッチメニュー | ー | ○ | ○ |
クロス分析 | ー | ー | ○ |
流入経路分析 | ー | ー | ○ |
スタッフ権限設定 | ー | ー | ○ |
このように使える機能は多岐に渡りますが、その中でも代表的なものを説明していきます。これらはすべて、一番安価なスタートプランでも使える機能です。
チャットボット・自動応答機能
自動応答機能はLINE公式アカウントでも使える機能ですが、自動応答か、個別応答か、どちらか選ぶ必要があります。
Lステップでは、自動応答しながら個別応答もできるので、柔軟な対応ができ、質も向上します。
シナリオ配信
数日で完結するシナリオに沿って、1日目、2日目と順番に送っていくステップメールのLINE版です。
開封率が高く、学習効果が高いので効果が出やすいのが特徴です。登録日に関係なく、個人に合わせたスケジュールが組めるのも利点です。
セグメント配信
友だちをカテゴリーにわけて配信できます。
「このボタンを押した人のみ」など、相手のアクションによるカテゴリー分けもできるので、ピンポイントでその人に合った配信が可能です。
申込・回答フォームの作成
セミナーなどの申込、アンケートの回答フォームなどを作成することができます。
申込フォームにおいては、送ってくれた人に対するサンキューメッセージや、数日前にリマインドが自動で送られるなどフォロー機能も充実しています。
顧客管理
LINE公式アカウント単体では、相手からのメッセージがない限り、どんな人が友だちなのかを知ることができません。
Lステップを導入すると、登録している友だちの名前とアイコンがすべて表示されるようになり、リストが作られます。リストには、友だちが起こしたアクション(どのボタンを押したかなど)も行動履歴としてすべて記録され、詳細なリストが出来上がります。
以上、Lステップの代表的な機能を5つご紹介しましたが、これらは、業務を効率化できると同時に、友だちの反応や行動を分析できる非常に効果的なツールとなっています。
3|まとめ

LINE公式アカウント、Lステップの料金について解説しました。
ここから言えることは、
→ LINE公式アカウントの有料プラン
・プラスαの機能を使って業務を効率かし、友だちの反応や行動を分析したい場合
→ Lステップを導入
ということになります。
自社のLINE公式アカウントの運用目的に沿ったプランで、費用対効果の高い料金プランを選択しましょう。