イベントやマルシェ、販促セミナーなどを開催した後、「結果はどうだったのか?」「次につながる売上は?」と考える方は多いのではないでしょうか。
「当日は盛況だったけれど、売上につながっていない」「イベントが終わった後のフォローがうまくいかなかった」といった悩みもよく耳にします。
この記事では、イベント終了後の“熱量”を逃さず、アンケートを活用して“売れる導線”へとつなげる方法を徹底解説。イベントを「売って終わり」ではなく、「次に続く」仕組みとして活用するためのロードマップをお届けします。
目次
1. イベント後こそ「導線」で差をつける

イベント当日は集客や接客に集中しがちですが、本当に差がつくのは“その後の動き”です。
例えば、来場者が「楽しかった!」「また来たい!」と感じているタイミングでフォローの連絡があると、その記憶は深く残ります。逆に、何の連絡もないと記憶はすぐに薄れ、次の購買チャンスを失ってしまうのです。
イベント当日は“信頼獲得の場”。イベント後は“関係性を深めて購買につなげる場”と捉えて、戦略的に設計していきましょう。
2. 顧客リストを取る重要性

イベントで「接点を持っただけ」では終わってしまいます。
アンケートを通じてメールアドレスやLINE登録をしてもらうことで、継続的な関係づくりが可能になります。顧客リストを獲得することによって、以下のような展開ができます。
- ステップ配信による自動フォローアップ
- 回答内容に応じた特典や限定オファー
- 次回イベントの優先案内
- リピーター獲得のためのクーポン配布
こうした継続接点が、イベントの“単発”を“継続収益”に変えるカギとなります。
3. アンケート設計の基本

3-1. タイミングが最重要
アンケート配信はイベント終了から“1時間以内”がベストです。
このタイミングを逃すと、参加者の記憶が薄れたり、気持ちが冷めてしまい、回答率が大きく下がってしまいます。
- 会場内にQRコードを掲示
- チラシやPOPに記載
- 受付時に案内しておく
これらの準備で、スムーズな導線を作ることができます。
3-2. 質問設計の要点
- 質問数は5~7問以内に
- 選択式中心+自由記述1~2問
- 回答所要時間(例:2分以内)や特典(例:10%OFFクーポン)を冒頭に明記
質問内容が長すぎたり曖昧だと離脱に繋がるため、「誰でも答えやすい」設計を意識しましょう。
3-3. 種別別アンケート例
- マルシェ:満足度/来場理由/好きな店舗/次回参加の意向
- セミナー:学びになったこと/講師への評価/改善希望/個別相談希望
- ポップアップ:接客評価/商品満足度/次に欲しい商品/購入意欲
4. 回答率をアップさせるテクニック
回答率を高めるには、“行動を後押しする仕掛け”が重要です。
- 回答特典(割引クーポンや抽選)
- SNSやストーリーズでのリマインド
- 「●日までの回答で特典!」という期限設定
- QRコードPOPを会場内に設置(レジ横、休憩スペースなど)
回答率が30%を超えると、マーケティング活用できる“使えるデータ”として信頼度が増します。
5. アンケート結果の分析と活用
5-1. 定量と定性の両面で分析
- 星評価や選択式→グラフ化し傾向を可視化
- 自由記述→テキストマイニングやキーワード抽出
特に「もっと知りたい」「嬉しかった」などの感情語は、新商品のヒントにもなります。
5-2. 結果を見せる=信頼につながる
「お客様の声に応えました!」という投稿は、参加者からの信頼を獲得できます。
例:
「6月のセミナーで多かった声“個別相談がほしい”に応え、7月から個別サポート枠を追加しました!」
こうした報告は、LINEやInstagramの投稿・ストーリーズでも効果的です。
5-3. 商品販売やサービス案内への接続
アンケートで得られたニーズに合わせて、商品・サービスを提案することで、「売り込み感」のない、自然なセールスが実現できます。
6. 導線構築ステップ【すぐ実践できる】

【事前準備】
- GoogleフォームやLステップでアンケートフォーム作成
- QRコード生成
- 回答者特典を設定(例:10%OFFクーポン)
- 事前案内の中にアンケート情報も記載
【イベント中】
- 受付やブースにQRを設置
- スタッフが声がけ
- POPや名刺にもQR掲載
【イベント直後】
- LINE・メールで即配信(1時間以内)
- SNSでもリマインド投稿を実施
【回答回収後】
- 分析(定量+定性)
- SNS投稿やLINEで反映報告
- 回答者限定のオファー配信(例:期間限定のEC販売)
7. 成功事例に学ぶ
事例①:飲食イベント(ベーカリー)
アンケートで人気No.1だった商品を限定再販し、ECサイトの売上がイベント前の2倍に。
事例②:美容サロン
来店アンケートで「待ち時間の改善要望」が多かったため、予約時間の見直しを即実施。結果、Googleの口コミ評価が★4.2→★4.7に。
事例③:雑貨マルシェ
アンケート回答者にクーポン配布 → 次回来場者のうち55%が再訪。リピーター比率30%→55%に増加。
8. LINEやLステップとの連携でさらに自動化
- アンケート回答時に自動でタグ付け
- タグに応じたステップ配信を自動実行
- 未回答者へはリマインド配信でフォロー
- スタッフの負担を減らしつつ、精度の高いアプローチが可能
LINEやLステップを活用すれば、「個別最適」なフォローが自動で回り始め、売上アップと工数削減を両立できます。
9. 売上導線=「設計図」で成果が変わる
イベントは感覚で“盛り上げる”ことも大切ですが、売上につなげるには設計が必要です。
- アンケート→感想を拾う
- 感想→信頼を得る
- ニーズ→商品に反映
- 回答→セグメント配信で再アプローチ
このように、イベント後のすべての要素を「売上に変える仕組み」に変えていくことが大切です。
10. まとめ:イベントは「売る場」ではなく「始める場」
- アンケートは“次の一手”につなげる大事な起点
- 感想で終わらせず、関係性を深めて購買導線を描く
- LINEやLステップで仕組み化すれば、誰でも再現可能に
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