LINEのアンケート機能を使えば、専門知識がなくても無料で顧客の声を集められます。
外部のアンケートサイトへ遷移させる必要がないため、ユーザーの離脱を防ぎ、高い回答率を維持できるのが最大の特徴です。
この記事では、管理画面での具体的な操作手順から、回答率を上げるコツ、集めたデータを売上に変える戦略まで、初心者からビジネス活用まで対応して解説します。
この記事でわかること
- LINEのリサーチ機能を使ったアンケートの作り方(3ステップ)
- 回答率を上げる質問設計とインセンティブの鉄則
- 集めたデータをセグメント配信・売上アップに活かす方法
- 失敗しないための注意点3つ
目次
LINEアンケートとは?リサーチ機能の概要とメリット
LINE公式アカウントには「リサーチ」というアンケート機能が標準搭載されています。
友だちに対してアンケートを配信し、回答データを収集・分析できる機能です。すべてのプランで無料で利用できます。
LINEアンケートを実施する3つのメリット
① 顧客理解の深化
年齢・性別・興味関心・満足度など、顧客の実態を直接把握できます。
マーケティング戦略の精度が上がり、「なんとなく」の施策から脱却できます。
② パーソナライズされた情報提供が可能になる
回答内容をもとに顧客をグループ分けし、それぞれに最適な情報だけを届けられます。
画一的な一斉配信から「この人には、この情報」というセグメント配信への移行が実現します。
③ 友だちとのエンゲージメント強化
アンケートへの回答はそれ自体が双方向のコミュニケーションです。
回答のお礼としてクーポンや特典を送ることで、「このアカウントは自分のことを気にかけてくれている」という信頼感が生まれ、ブロック率の低下にもつながります。
LINEアンケートの作り方【3ステップ】
LINE公式アカウントの管理画面(リサーチ機能)を使えば、以下の3ステップで作成できます。

ステップ1:管理画面から「リサーチ」を選択する
パソコン版またはアプリ版のLINE公式アカウント管理画面にログインし、左側のサイドメニューにある「ホーム」タブをクリック、その中の「リサーチ」を選択します。画面右上の「作成」ボタンをクリックすると新規作成画面が開きます。
注意点: メニュー名は「アンケート」ではなく「リサーチ」です。見当たらない場合はこの名称で探してください。
ステップ2:アンケートの基本情報と期間を設定する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ユーザーに配信された際に表示される名称 |
| 説明文 | 目的と回答の目安時間(例:30秒で終わります)を記載 |
| 回答期間 | 開始日と終了日を設定。短すぎると回答が集まらず、長すぎると緊急性が薄れるため1週間程度が目安 |
| 回答のお礼 | クーポンや特典を設定できる |
初心者が陥りやすいミス: 保存ボタンを押し忘れて画面を閉じてしまうこと。各ステップごとにこまめに「保存」をクリックする習慣をつけてください。
ステップ3:質問項目を作成し、公開・配信する
「質問設定」から、単一選択・複数選択・自由記述などの形式を選んで質問文を入力します。すべての入力が終わったら必ず「プレビュー」でスマホ表示を確認し、問題がなければ「公開」をクリックします。
注意点: メニュー名は「アンケート」ではなく「リサーチ」です。見当たらない場合はこの名称で探してください。
: 一度公開すると回答期間の延長以外の修正ができない場合があります。公開前に入念に確認してください。

回答率を劇的に向上させる質問設計とインセンティブの鉄則
せっかくアンケートを配信しても、回答されなければ意味がありません。LINEユーザーは移動中などの隙間時間にメッセージを確認することが多く、少しでも「面倒だ」と感じた瞬間に離脱します。
① 質問数を3〜5問に絞り込む
質問が多いほど離脱率は上がります。本当に必要な情報に厳選しましょう。最初の1問目は性別・年代など、1秒で答えられる直感的な質問を配置することが鉄則です。
② 回答のベネフィットを明確に提示する
「回答者全員に限定クーポン配布」などのインセンティブは、回答への強力な動機付けになります。メッセージの冒頭に特典を明示し、「30秒で終わります」という目安時間を伝えることで、心理的なハードルを下げられます。

③ 告知方法を工夫する
友だち追加時のあいさつメッセージに組み込む
友だち追加直後は最も反応率が高いタイミング。「お礼」としてアンケートを依頼することで高い回答率が期待できる
リッチメニューに設置
友だちがアカウントを開いた時に常に目に入る場所にリンクを置く
メッセージ配信で告知
実施期間・回答するメリットを簡潔に伝える

収集データを利益に変えるセグメント配信の戦略
アンケートで集まったデータは単なる集計値ではありません。「次のお客様への接し方」を決める指針です。
セグメント配信への活用
特にLステップ等の拡張ツールを導入している場合、回答内容を自動で「友だち情報」に紐付けることが可能です。
データを利益に変える3ステップ
- 顧客の可視化: 回答結果から「30代女性は新商品の〇〇に特に関心がある」といった傾向を掴む
- 出し分けの徹底: 「ダイエットに興味がある」と答えた人にだけ関連商品のセール情報を送る
- 自動化の構築: 特定の回答をした瞬間に、その人の悩みに合わせた解説動画をステップ配信する

このように一人ひとりの興味関心に合わせた「パーソナルな提案」を行うことで、開封率は向上しブロック率は低下します。
新商品・新サービス開発への活用
「今後どんな商品やサービスがあったら嬉しいですか?」「改善してほしい点は?」といった質問から、顧客の潜在的なニーズや不満を吸い上げられます。顧客の声をもとにした商品・サービスは満足度が高く、成功確率も上がります。
アンケート回答者限定キャンペーンの実施
アンケートに答えてくれた顧客は関心が高い優良顧客候補です。
座談会・体験会への招待: 自分の意見がサービスに反映されることに顧客は喜び、強力なファンになる
回答者限定のシークレットセール: 「アンケートにお答えいただいた方だけに先行販売のお知らせ」という特別感がリピート購入を促進する
LINEアンケートを成功させるための3つの注意点
① 個人情報の取り扱いに注意する
年齢・性別・居住地などを取得する場合、必ず利用目的を明記し、プライバシーポリシーへの同意を求めてください。顧客が安心して回答できる環境を整えることが、長期的な信頼関係の基盤になります。
② 回答が偏る可能性を考慮する
アンケートに回答してくれるのは、もともとあなたのビジネスに関心が高い顧客が多い傾向にあります。回答結果が顧客全体の意見を完全に反映しているとは限りません。売上データやアクセス解析など他のデータも参考に、総合的に判断することが重要です。
③ 回答結果をスピーディーに活かす
回答後に何のアクションもないと「せっかく答えたのに」という不満が生まれます。回答結果を活かした施策をすばやく実施し、「あなたの声が反映されました」と伝えることで顧客満足度はさらに高まります。
業種別LINEアンケート成功事例
飲食店:新メニュー開発と再来店促進
「次に食べたいパスタの種類」を投票してもらい、投票者にそのメニューの先行試食クーポンを配布。顧客の声を取り入れたメニューは爆発的に売れ、再来店率も20%向上しました。
アパレル:好みに合わせた個別提案
アンケートで「好きなファッションの系統(カジュアル/きれいめ)」を調査。Lステップで属性を分け、好みに合うスタイリング画像のみを配信したところ、ECサイトの売上が1.5倍になりました。
美容室:施術後の満足度調査
施術翌日に自動でアンケートを配信。「満足」と答えた人には口コミ投稿を促し、「不満」と答えた人には店長が個別フォローを実施。失客を未然に防ぎ、地域No.1の評価を獲得しました。

よくある質問
Q1:LINE公式アカウントの「リサーチ」機能は無料で使えますか?
すべてのプランで無料で利用できます。ただし、アンケートを告知するためのメッセージ配信には通数が消費されます。無料メッセージ枠を超えないよう、リッチメニューからの無料導線も活用しましょう。
Q2:どの回答者が何と答えたかまで特定できますか?
標準の「リサーチ」機能のみでは、個人の特定はできません。特定の回答者に個別にメッセージを送りたい場合は、回答内容と友だち情報を紐付けられるLステップ等の外部拡張ツールの導入が必要です。
Q3:回答率がどうしても上がりません。真っ先に見直すべきポイントは何ですか?
「質問の数」と「1問目の難易度」を真っ先に確認してください。10問以上あると心理的な負担で離脱されます。まず3問に絞り、1問目を「タップするだけで終わる簡単なもの」にしてください。
顧客理解を深めてビジネスを次のステージへ
LINEアンケートは、顧客の「生の声」をリアルタイムで集め、それを具体的な改善や個別提案に活かせる最強のコミュニケーションツールです。
まずは簡単な3問のアンケートから作成し、顧客との対話を始めてみてください。
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