「LINE公式アカウントでクーポンを配信しているけれど、誰が使ったか分からず効果測定ができない…」
「全員に一斉配信してしまい、ブロック率が上がってしまった…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、Lステップには専用の『クーポン機能』というメニューは存在しません。
しかし、リッチメッセージやカルーセル、タグ・スコア機能を組み合わせることで、LINE公式アカウント単体では難しい「狙ったターゲットへの自動クーポン配信」が可能になります。
本記事では、Lステップでのクーポンの具体的な作り方から、再来店・ファン化を加速させる自動シナリオ設計までを徹底解説します。
第1章:LステップのクーポンはLINE公式と何が違うのか
Lステップには「クーポン機能」という専用メニューは存在しません。
Lステップでのクーポン配信とは、リッチ画像・カルーセル・リッチメニューといったコンテンツ形式でクーポン画像を作成・配信する運用設計のことを指します。
では、LINE公式アカウントのクーポン機能とどう違うのでしょうか。

LINE公式アカウントのクーポン機能でできること
- 割引・無料・プレゼントなど5種類のクーポンを発行できる
- 友だち全員・抽選・友だち紹介の3つの配布条件を設定できる
- 表示回数・保存数・使用回数などの基本データを確認できる
課題: 配信対象は「全員」か「ランダム抽選」のみで、個人の属性や行動履歴に基づいた絞り込みができません。「誰が使ったか」の個人特定や、使用後の自動フォローにも限界があります。
▼LINE公式アカウントのクーポン機能については、こちらの記事で詳しく解説しています
Lステップと組み合わせると何が変わるか
| 機能 | LINE公式のみ | Lステップ連携 |
|---|---|---|
| 配信対象の絞り込み | 全員 or ランダム抽選 | タグ・スコア・来店回数などで個別指定 |
| 使用履歴の管理 | 集計データのみ | 誰が使ったかをタグで管理 |
| 使用後のフォロー | 手動対応 | 使用から○日後に自動メッセージ配信 |
| 配信タイミング | 手動または定期配信 | 行動・日数・条件発動で自動配信 |
| クーポンの出し分け | 不可 | 属性・段階ごとに異なるクーポンを表示 |
Lステップの最大の強みは、「狙った相手に、最適なタイミングで届ける個別最適化配信」への転換です。
第2章:Lステップでクーポンを作る3つの方法
Lステップでクーポンを配信する主な形式は3つです。目的や用途に応じて使い分けましょう。
① リッチメッセージクーポン
1枚の画像をトーク画面に送る、最もシンプルな形式です。

- 向いているシーン: ウェルカムクーポン・期間限定告知・誕生日クーポン
- 作成の流れ: Canva等でクーポン画像を作成 → テンプレートに登録 → テンプレート送信で配信
クーポン画像のデザインで意識すべきポイントは次の4点です。
- 特典内容(何が何%オフ、何が無料かなど)を大きく表示する
- 有効期限を目立つ場所に明記する
- 「スタッフに提示してください」などの利用方法を記載する
- ブランドカラーで統一感を出す
② カルーセルクーポン
横スライド形式で複数のパネルを表示できる形式です。複数のクーポンをまとめて見せたい場合や、クーポンとあわせてサービス説明を添えたい場合に有効です。

- パネル枚数: 最大10枚
- 向いているシーン: 複数メニューの割引・コース別クーポン・選択式の特典提示
- 作成の流れ: メッセージ編集 → カルーセル作成→ パネルごとに画像と選択肢を設定
ポイント: カルーセルのボタンタップにアクションを設定することで、「このクーポンを使う」をタップした友だちに自動でタグを付与できます。これにより「誰がどのクーポンを使ったか」を管理できます。
③ リッチメニュークーポン
トーク画面の下部に常時表示されるメニューにクーポンを組み込む形式です。

- 向いているシーン: 友だち追加直後の初回限定クーポン・定番クーポンの常設
- Lステップの強み: シナリオの進行に応じてリッチメニューを自動切り替えできる。たとえば「友だち追加直後は初回クーポンを表示 → 3日後に通常メニューへ自動切り替え」といった設定が可能。(プラン制限あり)
第3章:クーポン配信の精度を高める「タグ・スコア」活用
LINE公式のクーポンとの最大の差別化がここです。Lステップでは友だちの属性・行動履歴をタグとスコアで管理し、配信対象を細かく絞り込めます。
タグを使ったクーポン管理の例
| タグ条件 | 配信するクーポン |
|---|---|
| 「初回来店済み」タグがある | 2回目来店促進クーポン |
| 「クーポン使用済み」タグがある | 次回予告クーポン(再使用防止も兼ねる) |
| 「来店回数3回以上」タグがある | VIP限定クーポン |
| 「休眠(90日来店なし)」タグがある | 復帰促進クーポン |
スコアを使った自動クーポン配信の例
Lステップでは、ユーザーの行動(URLクリック・動画視聴・フォーム回答など)に応じてスコアを自動付与できます。
活用例:
- 商品ページを3回閲覧 → 10点付与
- 合計30点を超えたユーザーへ購入促進クーポンを自動配信
この仕組みにより、「興味があるけど購入に至っていない」層だけを自動で検出し、適切なタイミングでクーポンを届けることができます。

▼Lステップのタグ機能については、こちらの記事で詳しく解説しています
Lステップのタグ機能完全ガイド【設定・設計・分析】2026年最新版
第4章:再来店・ファン化につながる配信シナリオの設計
Lステップの真価は、クーポン単体ではなくシナリオ(自動配信フロー)との組み合わせにあります。以下は再来店促進で効果が出やすいシナリオ設計の基本パターンです。

パターン①:来店後フォローシナリオ
友だち来店(タグ付与)
↓ 来店から7日後
「先日のご来店ありがとうございました」メッセージ自動配信
↓ 来店から21日後
再来店促進クーポン配信(未来店タグがある友だちのみ)
↓ クーポン使用タップ
「使用済み」タグ付与 → フォローシナリオ開始
パターン②:段階別クーポンシナリオ(ファン育成)
友だち追加
↓ 即時
ウェルカムクーポン配信(リッチメニュー表示)
↓ 初回来店後
2回目来店促進クーポン(条件:初回来店タグあり)
↓ 3回目来店後
VIP限定クーポン(条件:来店3回以上タグあり)+ランク変更通知
パターン③:休眠顧客の復帰シナリオ
最終来店から90日経過
↓
「お久しぶりです」メッセージ+復帰促進クーポン配信
↓ クーポン未使用のまま7日経過
リマインドメッセージ配信(期限切れ前警告)
配信頻度の目安: クーポン配信は月2〜4回が一般的です。ただし頻度より「その人に関係ある内容か」が重要です。セグメント配信で関係性の薄いユーザーへの誤配信を避けることがブロック率低下の鍵になります。
第5章:業種別の活用テンプレート
業種ごとに最適なクーポン内容とシナリオの組み合わせを紹介します。

| 業種 | クーポン内容 | シナリオ設計のポイント |
|---|---|---|
| 美容室・サロン | 2回目来店割引 / スタイリスト指名特典 | 前回施術から○日後に自動配信 |
| 飲食店 | 平日ランチ限定 / ドリンク無料 | 閑散時間帯・悪天候時にゲリラ配信 |
| 整体・エステ | 初回→2回目割引 / コース購入者への次回優待 | 施術後のステップシナリオと連動 |
| 小売店 | 誕生日クーポン / 来店n回目の記念特典 | 誕生月タグで自動配信 |
| フィットネス | 休眠会員復帰クーポン / 紹介者特典 | 90日間未来店タグで自動トリガー |
よくある質問(FAQ)
Q. Lステップでクーポンを使うのにプロプランが必要ですか?
リッチ画像・カルーセルなどのテンプレート機能はすべてのプランで利用できます。ただし、リッチメニューの出し分けや高度なセグメント配信やシナリオとの連携はスタンダード以上のプランを推奨します。
Q. クーポンの不正利用(二重利用)を防げますか?
カルーセルの「使用する」ボタンタップ時にタグを付与し、そのタグがある友だちへの再配信を防ぐ設計が可能です。完全な不正利用防止にはオペレーション面での運用ルールとの組み合わせが必要です。
Q. クーポン配信の効果はどこで確認できますか?
Lステップの分析機能でテンプレートのクリック率・タップ数を確認できます。「使用済みタグ付与数」を使用回数の代替指標として管理する方法も実用的です。
まとめ:まずは「タグ管理」から。Lステップで成約率を高めるクーポン運用を始めよう
LステップのクーポンはLINE公式と機能的に別物ではありませんが、タグ・スコア・シナリオとの組み合わせによって、配信の精度と自動化のレベルが大きく変わります。
整理すると:
- クーポンの形式は「リッチ画像・カルーセル・リッチメニュー」の3種類を使い分ける
- タグで「誰がどのクーポンを使ったか」を個人管理する
- スコアで「興味関心の高いユーザー」だけに自動配信する
- シナリオと連携して来店後フォロー・休眠掘り起こしを自動化する
「LINE公式でクーポンを配っているが効果を感じられない」という場合、多くはセグメント配信とシナリオ設計の不足が原因です。Lステップの導入・設計でお困りの場合は、MARKELINEまでお気軽にご相談ください。